内容説明
脳から探る発達障害治療と効果的な生活上の工夫。
目次
第1章 「発達障がい」を脳から説明してみよう
第2章 脳汁の話―発達障がいと薬物治療
第3章 「いいところを活かす」のは治療です
第4章 脳の連携プレイを活かそう
第5章 脳みそのかたちを知る―発達援助につなげるためのアセスメント
著者等紹介
長沼睦雄[ナガヌマムツオ]
昭和31年山梨県甲府市に生まれる。北海道大学医学部卒業。脳外科研修を経て神経内科を専攻し日本神経学会認定医の資格を取得。北大大学院にて生化学の基礎研究を終了後、障害児医療分野に転向。道立札幌療育センターにて13年間小児精神科医として勤務。平成20年より道立緑ケ丘病院精神科に勤務し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kei
10
発達障害を重く取り上げずに「こういう人 いるよねー。」という感覚で知りたい人には うってつけの本。精神科医と編集者の対談形式。 ただし花風社が出版している発達障害の 他の本に出てくる人たちがなんの説明もなく 例として出てくるのでこの一冊だけでは 読んでも理解できない箇所もいくつかある。2018/06/08
ひろか
8
情報が盛りだくさん。わかりやすくするために対談形式になっているが、もっとシンプルな方が好み。利き手である浅見さんはやはりアクが強い。2015/02/11
むっちょむ
4
これまた良い本だった。著者がニキリンコさんと脳オタク友なだけあって脳みそのオタク的な話が満載。途中、小難し過ぎてなかなか消化できにくい所もあったけど、対談方式でわかりやすいように、理解しやすいようにと、苦心してあるのが伝わってきた。何より、精神科の先生がこれだけ患者を理解しよう、少しでも楽にして生活しやすいように支援しようと、日々勉強して努力しているのが読み取れて感動した。2013/04/20
ふーりん
3
脳から発達障害について分析し、どうすれは快適に生きることができるかを解説。脳科学の話を軸にしているので、読んでてたまにちんぷんかんぷんになるかもしれません(特に当事者)。しかし、いいところを伸ばして活かせるように努力し成長するなど、発達障害のいいところにもフォーカスを当てているので、その方面で努力できるようになりたいのならいいかもしれません2015/04/05
ぴーたん
3
発達障害を「脳」から説明し、障害特性を活かすためのアプローチについて述べた本。医師と編集者の対談形式でイラストも多く、読みやすいです。 苦手をそのままにしていいというものではないが、苦手をがんばれるエネルギーは得意を徹底的にがんばって脳を元気にさせた結果得られるもの。 この本で言う「治療」とは、「健常者と同じにする」のではなく、その人その人の使える機能を伸ばして、社会で生きやすくするということ。 何より題名がポジティブで、元気が出ます笑。2011/08/05
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