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内容説明
「成長を信じている。だからこそ、働きかける」自閉症支援のプロ、服巻智子が成人自閉症者と話し合い自閉脳の特性と、企業社会でのサバイバルの秘訣を探る。自閉症支援に関する最新の知見も満載。
目次
一家の大黒柱として家族を支える―安和盛雄さん(システム・エンジニア、精神保健福祉士)(仕事のやり方を改善したきっかけ;セルフ・エスティームが下がらなかった理由 ほか)
とにかく、働き続ける―雲下雨音さん(大手メーカー社員)(職場でのカミングアウト;大企業と中小企業の違い ほか)
北の大地で、大事なものたちと出会う―雨野カエラさん(一生懸命やっているのに、なぜうまくいかない?;診断について ほか)
自己認知支援って?―本当に効果のある自閉っ子支援を考えよう(「ありのまま」でいいのか?;自己認知支援に大切なもの ほか)
著者等紹介
服巻智子[ハラマキトモコ]
教育家。それいゆ相談センター・総合センター長(それいゆ総合センターは、佐賀にある発達障害特化型支援機関NPO法人それいゆの相談部門)。英米両国で自閉症支援を学んだ経験を生かして、乳幼児から老齢期までの発達障害をもつ人たちとその家族の教育・福祉支援にあたっている。また、自閉症専門家の専門性向上と支援者の育成を目指し、発達障害に関する啓発や支援ノウハウを伝えるセミナーを全国各地で行っている。NHKの人気番組『プロフェッショナル』にも登場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパイク
20
こういう対談本は、どうしても精神論に傾きがちで、(私が)学びとることのできる所は少なかったように思うし、文章も読みにくかった。でも、流石、自閉症支援の専門家。『自閉症に対する支援の不備の多くは、人権意識の欠如ではなく、知識不足によって起きている気がすることがあります。』なんてことズバズバ言っちゃってるところは関心した。著者の言葉ではないが『自閉症を1人知ってるということは、1人しか自閉症の人を知らないことだ。』ってのも心しなければいけないことだと思った。2015/06/25
言いたい放題
2
参考になった箇所が2か所あり良かったです。2023/06/03
shoko.m
2
折しも今日は自閉症啓発デイ。自閉症スペクトラムの中でもアスペルガー症候群の成人の方と服巻先生、花風社の代表の浅見さんとの対談が3名分載っている。人によって状況や環境が違うけれど、こういう支援があれば、このようによい方向へ行くといったお話が書かれていてとても参考になる。服巻先生の真のやさしさというか、あたたかいまなざしにはほれぼれする。いつか直接お話を伺いたい。(タイトルは、きっと先生のブログ名からつけたのでしょう)2015/04/02