感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
makimakimasa
6
楽しいはずのテレビを見ている時の子供の表情に笑顔は無い。高速のコマ回転で光の刺激に溢れ、あり得ない仮想現実の映像に曝され本能的に興奮しているだけ。ストーリーに追われて何も残らず、子供たちの伝えたい意欲も流される。科学的な根拠が無くとも、科学は万能でない。やはり重要なのは、映像だと邪魔される想像力を読書で養う事と、伝えたい発見や驚きを得られ易い、自然の中での五感を使った豊かな実体験。『ハリー・ポッター』に批判的で、宮沢賢治を物語の力で勝る者無しと評価する脇明子氏に興味を持ったので、いずれ著作を読んでみたい。2024/08/19
憩子
1
また読もう。2017/11/09
まあやん
1
米子で2005年に開かれた文化セミナーがそのまま記録された本です。テーマは「子ども・メディア・絵本」。脇朋子さん、中村柾子さんのお話が特に納得できました。そのまま人にちゃんと伝えられない自分の理解の頼りなさが情けないです。子どもに関わるすべての方にぜひ読んでもらいたい。2012/12/30
のん@絵本童話専門
0
福音館協力のこども文化セミナーの講演録です。小児科医の田澤雄作さん、児童文学評論家の脇明子さん、保育士の立場から絵本論について述べている中村柾子さん、幼児教育研究者の山田真理子さんの講演とトークセッション。メディアが子どもたちに与える影響について警鐘を鳴らしています。2022/01/16