線虫―1ミリの生命ドラマ

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線虫―1ミリの生命ドラマ

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907623586
  • NDC分類 483.7
  • Cコード C0045

内容説明

すべての道は「線虫」に通ず。著者は日夜顕微鏡と向かいあう線虫一筋の生物学者。線虫は、ほかの生物が生存不可能な極限環境でも生き、ほかの生物に寄生するものもいれば、自活するものもいる。生殖のあり方も多様で、雌雄同体も。昆虫以上に種類も数も多い。人類の健康問題を解決するためのヒントや、人類が自然と共存していくためのヒントを線虫から得ることもできる。線虫には果てしない可能性がある。3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み。この一冊で線虫のすべてがわかる。

目次

序章 「気持ち悪さ」を超える魅力
第1章 地球上のあらゆる環境に適応
第2章 顕微鏡で見る生命ドラマ
第3章 どの生物グループに属するか
第4章 「生物の基本原理」に迫る
第5章 多様な性と生殖
第6章 進化をもたらした共生と競争
第7章 ヒトを宿主にした驚くべき感染サイクル
第8章 農作物の輸出入で問題となるリスク
第9章 線虫は感じている

著者等紹介

長谷川浩一[ハセガワコウイチ]
生物学者、中部大学教授、博士(農学)。1978年、三重県に生まれ、兵庫県、鹿児島などで育つ。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。専門分野は応用昆虫学、線虫学、遺伝学で、寄生・共生といった生物間の相互関係に関する研究や動物の環境適応性に関する研究を主なテーマとしている。主宰する研究室では線虫を培養し、その宿主であるゴキブリも10種類以上、数千匹飼っている。「線虫はすべての道に通ずる」という信念のもと、生物の根幹を知ることに力を注いでいる。2020年には、中部大学の裏山に生息するゴキブリの腸内から新種の線虫が見つかり「チュウブダイガク」と命名し、注目された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アナーキー靴下

65
おもしろ生き物本を想像していたら全く違い、真面目で優しく丁寧な、非常に優良な図書だった。線虫そのものの生態についても情報満載だが、線虫を通じて生物の基本が学べるうえ、研究対象の選定や情報把握のコツまでふわっと掴めるのではないだろうか。生物がわりと好きな進路確定前の高校生が読んでくれるのが一番か。生物好きなら中学生でも手強くも楽しめるかもしれないが、気楽な読み物を期待する大人(私…?)には不向きかも。冒頭の高校科学部の理科室、ここを越えられるかが読者のふるい分けになるのも上手い。埋もれて欲しくない良書だ。2023/07/15

やいっち

59
線虫なんてニョロニョロして気色悪くて好きじゃない。ただ、ひたすら好奇心で手にした本。関連する(かどうか微妙だが)本として、トゥオマス・アイヴェロ著の『寄生生物の果てしなき進化』を昨年だったか読んだことがある。 関連拙稿(?):「脊椎動物の祖先はナメクジウオ!」2023/07/26

人生ゴルディアス

2
序盤は軽い筆致で始まるのだが、途中で面倒くさくなったのか、それとも読者はみんな頭がいいと思っているのか、難しいことを難しいまま説明するバキバキの生物学講義が始まったりして、難易度調整してください…となった。オガサワラゴキブリ調べてたJKの話も尻切れトンボ。あと、線虫の生態に絞ったほうがよかったんではないかな。細菌の話に寄り道したり、RNAだのの話は興味あればそっちの本読むかと思う。無性生殖と雌雄同体について、両方クローンなの?遺伝的多様性が出るの?という話はよかった。2023/10/25

巽霞月

1
この本を読み始めたその日に、冷凍していた鯖の表面にアニサキスを見つけて「ひえぇ……」となりました こんなちっさい生き物が医学や科学の発展に寄与する……生命の神秘にもそれを解き明かす科学者の皆様もすごい!色んな意味で私には無理だ!2023/06/21

yuka_tetsuya

1
脳腫瘍のアポトーシスを研究していた時、C. elegansの神経細胞のアポトーシスの先端的な研究をキャッチアップしていた。本書では線虫の生物学的意義をを様々な面から紹介しており、「透明できれいな実験動物」という狭い概念から、全世界のあらゆる処で、したたかに生きている地球の覇者のイメージへと拡大することが出来た。2023/05/07

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