出版社内容情報
加藤清正により築城された難攻不落の名城。
近年改築も終了し、新しく生まれ変わった日本三名城の一つ。高石垣と築城技術を最新の写真で紹介。新たな見所、観光名所をまとめる。
「新版 名城を歩く」シリーズ第二弾。「白の姫路城、黒の熊本城」と比較されるほど、勇壮で堅固なイメージのある名城。日本三名城のひとつであり、加藤清正によって築城され、細川家が継承した難攻不落の城としてその名を知られる。
▼西南戦争の折、熊本城を落城させることができなかった西郷隆盛が、「私は加藤清正に負けた」といったという逸話も残るほど。幾重にも重なる堅牢な石垣は攻める者を躊躇させたにちがいない。
▼見どころは、2008年に復元された本丸御殿に、宇土櫓、数奇屋丸、飯田丸、多聞櫓群に高石垣。直線の長塀に、抜け穴、石落としの仕掛け、武者返し、昭君之間の襖絵、天井絵など、枚挙にいとまがない。
▼また、植木、山鹿、和水、阿蘇、金峰山など、周辺の観光地にも事欠かないので、小旅行にも最適なエリアだ。写真をふんだんに使っているので、本書を片手に名城散策、歴史の旅に出かけてみてはいかがだろうか。
●第一部 城を訪ねる(文・写真 西ヶ谷恭弘)
●第二部 名城物語(武田鏡村・楠戸義昭・下條一郎)
●第三部 肥後の名城・古城めぐり ――周辺の城を散策する(文・写真 西ヶ谷恭弘)
●第四部 町を歩く(文 鈴木良治/写真 永井 浩)
●付録 熊本城鳥瞰復元図(イラスト・香川元太郎)
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