言葉のズレと共感幻想

個数:

言葉のズレと共感幻想

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月18日 22時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907623487
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

メガヒットを次々と世に送り出す編集者と、思考の探究・可視化を続ける著述家。会話、お金、ルール、いいねエコノミーなど、現象や幻想をめぐって具体と抽象の往来問答。

目次

「言葉」という砂上の楼閣
抽象度は自由度
会話がもたらす孤独
勘違いのコミュニケーション
引いた目で見れば
だれもが暇になる時代
「無知」を知る
現在と過去、成功と失敗
具体の観察力
物語の近未来
共感エコノミーと共感格差
お金と居場所
幻想と妄想と虚構
虚無主義にならないために
そして一年後
逆転の世界

著者等紹介

細谷功[ホソヤイサオ]
著述家。1964年、神奈川県に生まれる。東京大学工学部を卒業後、東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。アーンスト&ヤング、キャップジェミニ、クニエなどの米仏日系コンサルティング会社を経て2012年に独立。著述活動を本格化させるとともに、問題解決や思考に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学などに対して行っている

佐渡島庸平[サドシマヨウヘイ]
編集者、コルク代表取締役。1979年、兵庫県に生まれる。東京大学文学部を卒業後、講談社に入社して「モーニング」編集部に。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などのヒット漫画を生み出し、小説家の伊坂幸太郎、平野啓一郎も担当した。2012年に独立し、クリエイターのエージェント会社コルクを創業。漫画家や小説家などとともにインターネット時代の新しいエンターテインメントの創出を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

22
話が噛み合わない理由は何か。それは一人ひとり考えている前提や想定が違うから。ダブリングによってすれ違いの原因を知ることができる。基本の8題=成功と失敗、長所と短所、仕事と遊び、理想と現実、親と子、男性と女性、自然と人間、生と死。これらをどう考えているか。分離型・交差型・包絡型で重なり具合を観る。捉え方は人によって千差万別。また「具体と抽象」の度合いも人により話題によりまちまち。自分も人と話が噛み合わない時は、自分は抽象的な話、相手は具体的な話をしている時。意味のある会話のためには前提の共有が不可欠。2022/05/18

りょうみや

21
二人の著作を読んだことがあり手に取った。対談本で分かりやすく難しいことを話している。他では見かけない考えにいくつか出会えた。佐渡島氏が8割以上で細谷氏はほとんど印象に残らない。認知科学的な人の認識の違いやコミュニケーションの難しさ、具体と抽象の行き来、無知の知が基本テーマ。2024/02/27

テツ

18
共感することが最高善のように考えられ、共感する力とやらが人間にとって絶対に必要なスキルのような空気が熟成されつつある現代社会だけれど、そもそも共感って単なる自己満足に過ぎないよねというお話。だって他人の真の感覚、感情などどうしたって理解できない以上、何処までいっても答え合わせなどできない「共感したつもり」でしかないのだから。言語化して具体化し抽象化することに怠惰になってはならない。そして言語化した瞬間に必ず「ズレ」が生まれる事実からも目を背けてはならない。共感って簡単なことではない。至難の業なのだ。2023/03/30

まゆまゆ

15
人間にとって言葉は最大のツールであると同時に最大の弱点でもある。言葉で伝えるときは自分で都合よく抽象化するため、解釈が人によって異なる。それはなぜなのか、を具体と抽象という観点から対談していく内容……だと思うが途中から何が言いたいのか分からない内容になっていったのが残念だったかな。2022/07/04

しゅー

7
★★★『観察力の鍛え方』が面白かった佐渡島さんと、良い本をたくさん書いている細谷氏の対談とあらば、読まねばなるまい!わたしが未読の『具体と抽象』(細谷功著)が主題なのでお得感がある。我々の言語は、世界を分節化して抽象化する営みだ。人々は、「抽象」を頂点に「具体」を底辺としたピラミッドの中から、どこかを切り取って発言している。どこを切り取るかで認識のズレが生まれ、すれ違いは起きる。「ダブリング」で認識の違いを可視化する細谷氏の手法は、目からウロコだった。抽象度と自由度がリンクする話など前半の議論がサイコー。2022/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19151539
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。