自己矛盾劇場―「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する

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自己矛盾劇場―「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する

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  • 商品コード 9784907623265
  • Cコード C0095

出版社内容情報

知と社会構造の関係をシンプルに説いた『具体と抽象』『「無理」の構造』に続く第三弾。社会に歪みをもたらす知性の限界を可視化。知と社会構造の関係をシンプルに説いたシリーズ『具体と抽象』『「無理」の構造』に続く第三弾。

「あの人は、人の〈批判〉ばかりしている」という〈批判〉、これが自己矛盾。

世の中に苛立ちと不毛な争いをもたらす大きな原因の一つがこの人間心理の負の側面であり、インターネットやSNSの発展によって表舞台にあふれるように出てきている。

「知性の限界」ともいうべき「自己矛盾」が生まれる心理の歪みと社会構造との関係を

身近な事例を取り上げながら模式・可視化。

知の構造を見据えつつ、自分自身と対峙するための思考法を提示。

メタ認知への扉を開く格好のテキスト。

【目次】

モグラ劇場(四コマ漫画)

第1章 自己と矛盾: 本書における定義と範囲

第2章 滑稽と戒め: 自分は気づかない、他人は気づく

第3章 歪み: 想像を絶する違いに気づいているか

第4章 二つの頭: 知の構造と発展

第5章 「抽象的でわからない」: 人間であることを批判する?

第6章 遠近: 「メタ認知」とは何か

第7章 無限マトリョーシカ: 劇場モデルで見る「三つの視点」

第8章 無知の無知: 人間の知性には限界がある

第9章 知識差: 実は「ほとんど一緒」と知る

第10章 非メタ: 「自称賢者」の勘違い

第11章 「空は黒い」: 言葉には二つのレベルがある

第12章 「あの人はケチだ」: 第二の視点から解放されるために

第13章 「まったく気にしない」: 自己矛盾発言の裏事情

第14章 「行動がすべてだ」: 心理的バイアスの落とし穴

第15章 「自分の頭で考えろ」: それは非常に困難な要求

第16章 「先進事例を真似したい」: それはもはや「先進的」とは言えず

第17章 「今日は無礼講でいこう」: 「号令」という怪しさ

第18章 「全社一丸となって多様性を推進します」: 決意表明に見る構造的自己矛盾

第19章 「多様性の進展度を測定したい」: 評価指標で定量化される価値観

第20章 「横串を通そう」: 温存されるセクショナリズム

第21章 宿命: 思考を硬直化させる「言葉の定義」

第22章 「クライアントは何もわかっていない」: 「賢者のつもり」という喜劇

第23章 「あなたのために言っている」: 教育自体に宿る自己矛盾

第24章 「イノベーターを育てる」: 教育制度と「広大な荒野」

第25章 内在する自己矛盾: マイノリティ問題はなぜ困難なのか

第26章 強烈な自己矛盾: 自然保護と人間のエゴ

第27章 逃れられないのなら

細谷 功[ホソヤ イサオ]
著・文・その他

内容説明

自己矛盾の三つの特徴。(1)自ら気づくことはきわめて難しい。(2)気づいてしまうと、他人の気づいていない状態が滑稽でたまらない。(3)他人から指摘されると「強烈な自己弁護」が始まる。笑っている自分が、実は笑われている側かもしれない―。「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する。

目次

自己と矛盾―本書における定義と範囲
滑稽と戒め―自分は気づかない、他人は気づく
歪み―想像を絶する違いに気づいているか
二つの頭―知の構造と発展
「抽象的でわからない」―人間であることを批判する?
遠近―「メタ認知」とは何か
無限マトリョーシカ―劇場モデルで見る「三つの視点」
無知の無知―人間の知性には限界がある
知識差―実は「ほとんど一緒」と知る
非メタ―「自称賢者」の勘違い〔ほか〕

著者等紹介

細谷功[ホソヤイサオ]
ビジネスコンサルタント、著述家。1964年、神奈川県に生まれる。東京大学工学部を卒業後、東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。米仏日系コンサルティング会社を経て、2009年よりクニエのマネージングディレクターとなる。2012年より同社コンサルティングフェローに。問題解決や思考に関する講演やセミナーを国内外の大学や企業などに対して実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桜井葵

56
なんだかモヤモヤする作品でした。「他人の意見を押し付けるな」➡すでに意見の押しつけ。自己矛盾とはこういうことというのは理解できたが、そのことをどうやって改善して使っていくのか?が解説されていない。無意識に使ってしまってる人が大半なのでそれを意識化して注意していこうということなのかな?という感じでした。2019/01/09

けんとまん1007

55
なるほどね~、そんな風にも読み取れるなあ~という気づき。一息入れて、遠目から考えてみる。2021/07/01

Kentaro

40
自己矛盾に気づいた人が気づいていない人に指摘した場合、大抵の人は、無意識のうちに防御的になり、言い訳を並べます。その大部分は、「自分だけは違うんだ」と自分のケースの特殊性と個別事情を述べます。他人のことは一般化して見ることができるのに、自分のことはすべて特殊であるように思えるのは、人間が共通して持っているバイアスの一つです。①自ら気づくことはきわめて難しい(が、他人については気づきやすい)。②気づいてしまうと、他人の気づいていない状態が滑稽でたまらない。③他人から指摘されると「強烈な自己弁護」が始まる。2019/02/13

メタボン

28
☆☆☆ 自己矛盾については意識していなかった。昔の人はそのおかしさに自然と気付いていたんだな。「無知の知」「人の振り見て我が振り直せ」。対象物を一つ上のレベルから見る「メタ認知」、この視点を心掛けたい。2023/02/14

ちくわ

25
大好きな細谷さん3作目。だいたひかるさんの「どうでもいいですよ♪」のようなあるある話を、「自己矛盾劇場」という用語を用いて鮮やかに分析していきます。「人の振り見て我が振り直せ」とは本当によく言ったものだということが理解できました。あー面白かった。(☆5)2020/03/29

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