内容説明
本書はESG投資に関する研究をまとめたものである。とかく理念的な話になりがちなESG投資について、出来るだけ科学的に、そして、実証的な分析を行うことが本書の目的である。各章は、ESG投資に対して高い問題意識を持ち、それぞれの分野で活躍している専門家によって執筆されており、ESG投資の研究について広い範囲を網羅している。ESG投資に関心のある人だけでなく、企業のCSR活動や非財務情報の作成に関わる方にも有益な内容となっている。
目次
第1部 ESG投資のリターンとリスク(ESG投資のリターンとその源泉;ESG評価と株価 ほか)
第2部 ESG評価手法と評価の実際(ESG評価機関によるESG評価;運用機関におけるESG評価 ほか)
第3部 ESG投資の方法論(ESG投資手法の分類とベンチマーク;ESGインデックス運用の実践 ほか)
第4部 エンゲージメントと企業価値向上(ESG投資とエンゲージメント;ESGから見たソーシャル・アントレプレナーシップとIPO ほか)
著者等紹介
加藤康之[カトウヤスユキ]
京都大学経営管理大学院特定教授。1980年東京工業大学修士卒、(株)野村総合研究所入社、海外拠点を経てシステムサイエンス部長。1998年に野村證券(株)に転籍、金融工学研究センター長等を経て、2005年に執行役。2011年4月に京都大学大学院教授。他に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)経営委員、日本価値創造ERM学会会長、日本アナリスト協会教育委員会委員、お金のデザイン(株)アカデミクアドバイザー等、京都大学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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