内容説明
本書は、家族療法の長老であるミニューチンが、多彩な発展と進化を遂げた家族療法を展望するとともに、自らの経験のすべてを注ぎ込んでその臨床の実際を浮き彫りにしたものである。第1部では、治療者の理論的背景も個人的条件も多様であり、また家族も多様な文化的、社会的基盤にあることを前提に、家族とは何か、家族療法とは何か、治療者はどのように家族にかかわってゆくのかを、構造派の立場を超えて追及した。第2部では、9名の理論的背景の異なるスーパーヴァイジーたちのライヴ・スーパーヴィジョン、ビデオ・スーパーヴィジョンの全編にわたって、家族やカップルへの真に実践的な家族へのかかわり方をミニューチン自身が細かく具体的に指導し、詳細にコメントを加えている。
目次
第1部 家族と家族療法(家族療法―2つの理論的立場;家族の個性―十家族十色;家族の普遍性―全ての家族は似ている;家族療法―臨床実践とスーパーヴィジョン ほか)
第2部 スーパーヴィジョン(治療的な出会いについてのスーパーヴィジョン;フェミニストと権力的な教師;ひとつの頭にたくさんの帽子;詩人とドラマー ほか)
感想・レビュー
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