ESG投資の研究―理論と実践の最前線

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784907600563
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3033

内容説明

ESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に対する企業の取組み状況に基づいて投資対象を選別する投資のことである。現在、ESG投資は長期的に優れたパフォーマンスを求めるための投資手法として認知されつつある。本書はESG投資に関する研究をまとめたものである。とかく理念的な話のなりがちなESG投資について、出来るだけ科学的に、そして、実証的な分析を行うことが本書の目的である。

目次

第1部 ESG投資のリターンとリスク(ESG投資のリターンとその源泉;ESG評価と株価 ほか)
第2部 ESG評価手法と評価の実際(ESG評価機関によるESG評価;運用機関におけるESG評価 ほか)
第3部 ESG投資の方法論(ESG投資手法の分類とベンチマーク;ESGインデックス運用の実践 ほか)
第4部 エンゲージメントと企業価値向上(ESG投資とエンゲージメント;ESGから見たソーシャル・アントレプレナーシップとIPO ほか)

著者等紹介

加藤康之[カトウヤスユキ]
1980年東京工業大学修士卒。(株)野村総合研究所入社、海外拠点を経てシステムサイエンス部長。1998年に野村證券(株)に転籍、金融工学研究センター長等を経て、2005年に執行役。2011年4月に京都大学大学院教授。他に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)経営委員、日本価値創造ERM学会会長、日本アナリスト協会教育委員会委員、お金のデザイン(株)アカデミクアドバイザー等。京都大学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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速読おやじ

9
ESG投資についてはデータも年々蓄積されてきており、分析も進んでいる。ESGスコアとパフォーマンスとの相関関係もある程度見られるようになってきた。しかしこれが因果関係とは言えなかったりもするのではないか。元々優良企業は余裕があるのでESGを重視するとも云える。ただしガバナンスと資本コストの関係については因果関係が強いかもしれない。ESGはパフォーマンスを生まないという主張は時代に遅れになってきたし、インパクト投資のように両方を追い求めるスタイルも出てきた。投資によって世界をより良くできる!2020/09/16

Jack Amano

2
これは、ほとんど投資顧問業界、年金、生保業界、研究者向けの本と言って良いでしょう。私も仕事の都合で読みました。現時点での理論と実践がどのレベルで行われているかが分かります。 なかなかESGに注目した投資だから市場平均よりも良いパフォーマンスになる、というレベルではないです。かなり哲学的なレベルでの決断をするか、あるいは、ちょっと違った視点からのアプローチが必要になると思われます。2018/09/07

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