学び直しケインズ経済学―現在の世界経済問題を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 201,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907600327
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C0033

内容説明

本書はケインズ経済学の入門書であり、簡単なグラフを用いて、現実の経済を理解する上で基本となる部分を分かりやすく解説している。ケインズ経済学を2008年の金融危機やユーロ圏の不均衡など現在の経済問題に応用することに重点が置かれており、このことが本書の特徴となっている。著者は、18世紀の経済思想の解説から始め、その後閉鎖経済についてのケインズの分析を行い、それを国際経済に拡張している。また「訳者解説」では、通常の経済学で用いられる数式による表現、およびアベノミクスについての解説も述べられている。読者は、現在われわれが直面している政策選択を理解する上で、簡単なケインズ・モデルがいかに有益であるかを知るであろう。これから経済学を学ぶ人にとっても既にケインズ経済学を学んだ人にとっても有益な一冊となっている。

目次

第1章 ケインズ以前の経済学 その一―デイヴィッド・ヒューム
第2章 ヴェルサイユにおけるケインズ
第3章 ケインズとマクミラン委員会
第4章 ケインズ以前の経済学 その二―マーシャル
第5章 一般理論
第6章 IS‐LM曲線
第7章 流動性のわな
第8章 ブレトンウッズとスワン・ダイアグラム
第9章 ケインズの時代:危機と反動
第10章 国際間の倹約のパラドックス

著者等紹介

テミン,ピーター[テミン,ピーター] [Temin,Peter]
米マサチューセッツ工科大学名誉教授。専門は経済史

ヴァインズ,デイヴィッド[ヴァインズ,デイヴィッド] [Vines,David]
英オックスフォード大学教授。専門はマクロ経済学と経済政策、国際マクロ経済学、国際金融問題など

小谷野俊夫[コヤノトシオ]
静岡県立大学名誉教授。1969年早稲田大学政治経済学部卒。1975年ペンシルベニア大学ウォートンスクール修了(MBA)。第一勧銀調査部ニューヨーク駐在シニア・エコノミスト、DKB総研経済調査部長を経て静岡県立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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