プリファブ・スプラウトの音楽 - 永遠のポップ・ミュージックを求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907583972
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

プリンス、マイケル、マドンナと同時代を並走してきた

現代随一のポップ・マエストロ、

パディ・マクアルーンの音楽の魅力を解き明かす。



永遠に古びぬ音楽。



長年、パディを取材してきた著者が、

それぞれの作品に丁寧な解説を試みた一冊。



ニュー・ウェーヴ以降に登場した最高のソングライター。

聖歌、ゴスペルから、映画音楽、ティン・パン・アレー、ブロードウェイ…

アメリカ音楽史をたどるように、英国ニューカッスルから、普遍的なポピュラー・ミュージックを80年代以降の音楽文法で構築し、映画や小説を創作するように、アルバムをつくったソングライターがいた。



「ヨルダン:ザ・カムバック」は文学作品のような素晴しい完成度で、

ジェイムズ・ジョイスだって生きてればこの作品を誇りに思っただろう。(中略)

彼らの音楽はロックのカテゴリーには収まらない。

どちらかと言えば、レコード店よりも本屋さんで売られるべき作品だ。

??トーマス・ドルビー



アーヴィン・バーリンの〈ホワイト・クリスマス〉のような

ポピュラー・カルチャーを塗り替えるような曲が自分にも書けたらな、と思ったんだ。

――パディ・マクアルーン

<主な内容>

1章 プリファブ・スプラウトの音楽

どうしてグルーヴィーなサウンドを作ることができないんだろう

「ポップ」のソングライターとして



2章 プリファブ・スプラウトの歩み

スウーン(Swoon)

パディの音楽的バックグラウンド

T・レックスとトニー・ヴィスコンティ

屈折したホワイト・ソウル・ミュージック

スティーヴ・マックイーン(Steve McQueen)

パープル・レインとスティーヴ・マックイーン

トーマス・ドルビーの音楽性

アメリカの作曲家への憧憬

ラングレー・パークからの挨拶状(From Langley Park to Memphis)

ブロードウェイ・ソングと歌のキャスティング

バート・バカラックとプリンス

プロテスト・ソングス(Protest Songs)

ヨルダン:ザ・カムバック(Jordan:The Comeback)

トレヴァー・ホーンが手がけたディズニー映画のサントラ

フレッド・アステアへのオマージュ

アンドロメダ・ハイツ(Andromeda Heights)

サン・ラからのインスピレーション

ブルー・ナイルとの架け橋 ―― カルム・マルコム

ザ・ガンマン・アンド・アザー・ストーリーズ(The Gunman and Other Stories)

イギリス文化に通じたアメリカ人――トニー・ヴィスコンティ

I Trawl the Megahertz

影響を受けたクラシック作品

スティーヴ・マックイーン レガシー・エディション(Steve McQueen(Legacy Edition))

レッツ・チェンジ・ザ・ワールド・ウィズ・ミュージック(Let's Change the World with Music)

ブライアン・ウィルソン『Smile』との類似

打ち込みによるスピリチュアルな音楽

クリムゾン/レッド(Crimson / Red)

ジミー・ウェッブとキリスト教という共通点

ままならない人生



3章 プリファブ・スプラウトの影響

北欧のフォロワーたち

フィラデルフィアからグラスゴーへの返答

渡辺亨[ワタナベトオル]
音楽評論家/選曲家/DJ。
1959年8月18日生まれ。札幌出身。
青山学院大学英米文学科卒業後、編集者兼ライターとして雑誌『Tangled Up in Blue』等に関わる。80年代後半から『ミュージック・マガジン』や『クロスビート』などの音楽誌をはじめ、一般紙や新聞などに寄稿。著書に『音楽の架け橋』(シンコ―)がある。NHK-FMの人気番組『世界の快適音楽セレクション』の構成と選曲を担当、コーナー出演なども。