感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みみずく
19
音楽が好きで、古レコードを聴きまくっているうちに開かれて行った大韓ロックへの道。好きな音楽にのめり込み、向きあった結果、奇跡のような出会いがあり現在の「チャンギハと顔たち」の活動がある。いわゆる「洋楽」の歴史が日本と違い、韓国独自の歴史を持つところが興味深い。途中の大韓ロックの名盤紹介ページの曲をyoutubeで探して聴いたりするのも楽しかった。2015/09/19
ヂャニスちゃん
4
韓国にくる前は全然知らなかったけれど、今は耳に馴染んだ名前がたくさんでてきた。長谷川さんって、なんだかいいひとだなっていうのがこの本の最たる感想です。自由で控えめな感じがとても好き @Seoul2015/08/24
rakukko
2
行った事もないしディープコリアも通ってないしチャン・ギハもスルーした私だが出だしから引き込まれ夢中になり読了。編著大石始氏の眼も素晴らしいがやはり著者の長谷川氏が実直なまでに音楽好きなところが良いのだと思った(根がマイナー嗜好なのにも共感した)。国も音楽も知らないのに異国猟盤話は読んでるだけで興奮するし、そのまま現地に居座り渦中の人となっていく彼のストーリー其の物が実に面白い。正直この造りで2000円越えは高いと思ってたが熱量に納得したので全然アリ。2014/08/09
ishida
1
とても興味深く読んだ。単身韓国に乗り込み、伝説のバンドに加入し、酒を飲み、レコードをdigりまくる…長谷川氏の生き様が詰まった一冊。2023/08/09
yasubei
1
この本を読んで思い出したのは、映画「殺人の追憶」であり、あの映画のラジオで流れてるような曲が今の2019年に自分が耳にするk-popとはまた違うジャンルの音楽であり、そういう音楽がどういった環境で育まれたのかという疑問への興味だった。あの映画は80年代後半を舞台にしているが、著者が行った90年代の韓国も又その延長線上だなと納得できる所があり、レコードを量り売りしていたり、規制により正規盤の手に入らない商品はレコード屋にカセットテープに録音してもらう話等は聞き応えがあった。熱意のある人の話は聞いてて面白い。2019/11/16