目次
プロローグ(本を書いた自分に起こったこと;信じたい人が信じられない ほか)
第1章 大学への扉(中卒でも入れる大学?;特修生ってなんだ? ほか)
第2章 オレ流の大学生活(課せられたハードル;オレ流レポート術 ほか)
第3章 願いを込めた卒業制作(自分の一番表現したいこと;ラストは子どもの笑い声で ほか)
第4章 出会いが支えた今(滑り込んだ卒業式;2人目の井上さんをつくらない ほか)
エピローグ(大卒を手に入れて;次の挑戦へ ほか)
著者等紹介
井上智[イノウエサトル]
ディスレクシアの成人当事者。43歳のとき、自分がディスレクシアだったことを知る。大学を卒業し、現在は、大工として仕事をしながら、写真や映像の制作にも関わっている
佐藤里美[サトウサトミ]
東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野で研究に関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽけっとももんが
5
ディスレクシアの人がICTを駆使することは、視力の悪い人が眼鏡をかけるのと同じである。やればできる、と読み書きを繰り返し練習させるのは、やらないからできない、と責めている。読み書きに困難のある人がどうすれば日常的に暮らしやすくなり、学習できるようになるのかを当事者としてわかりやすく語ってくれるだけでなく、通信制の大学、それも芸術という分野での課題やテスト、卒論の進め方などもとても興味深い。面白そうだなぁ、芸術的センスがあったらなぁ。2019/05/19
えがお
2
読み書きできないことでテストはいつも零点バカと蔑まれて高校は中退していこう、学校からは遠ざかっていた著者がICT機器活用することで、50を過ぎてから大学に!紆余曲折の末学長賞を取って卒業するまでの自伝 40人学級に1人はいて不思議でない識字障害なのにどんなものだかピンと来ない人も多い(私も)、個別性はあるけどこの著者の場合はこうなんだというケースが分かると識字障害への理解もぐっと深まると思う!ぜひ読んでみてほしい2019/04/22
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- 和書
- いっしょにせいしょ