内容説明
どのような態度が、文化的背景の異なる人との信頼を築くのか?中国社会の環境向上を目指す、日本人長寿企業経営者の異文化接触や未来への構想とは?本書は、最新の異文化間心理学や質的研究の知見を踏まえ、これらの問いに迫る。リーダー同士の本音の議論が交わされる際、経済の利害を超え、世界の歴史・哲学を振り返り、人間としての関わりを重視していくことは、未来から託された本書の問題意識である。
目次
1 問題意識
2 先行研究(「異文化に対応できる資質と能力」に関する研究;ライフストーリー研究法の方法論)
3 調査(目的;方法;調査の結果;調査の考察)
4 全体の考察
5 結論
著者等紹介
中尾元[ナカオゲン]
1985年東京生まれ。上智大学卒。フォーダム大学大学院修了(MSEd)。アルバート・アインシュタイン医科大学カウンセラー・インターン等を経て、京都大学大学院修了。博士(人間・環境学)。2019年より、追手門学院大学経営学部にて教鞭を執る。専門は、異文化間心理学、多文化間カウンセリング、異文化教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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