内容説明
豪華なホテル暮らしのブラウンぼうや。ある日のこと、なかよしのメイド、ヒルダの家に招かれました。ブラウンぼうやにとって郊外の家での日常は、わくわくの連続。人生でいちばんすばらしい日だったのです。
著者等紹介
ハリス,イソベル[ハリス,イソベル] [Harris,Isobel]
アメリカの作家、ストーリーテラー
フランソワ,アンドレ[フランソワ,アンドレ] [Fran〓ois,Andr´e]
1915年ルーマニアに生まれる。ブタペストの美術学校で学んだのち、渡仏。アール・デコの巨匠カッサンドルに師事し、レイモン・サヴィニャックとともに20世紀を代表するフランスのグラフィックデザイナーとなる。また、グラフィックデザインのみならず、絵画、版画、彫刻、舞台芸術など、広範囲にわたり活躍した
ふしみみさを[フシミミサオ]
伏見操。1970年、埼玉県生まれ。フランス語、英語の児童書を翻訳しながら、エッセイも書く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
146
大きな街でホテル住まいのブラウンぼうや。パパもママも仕事場には地下鉄で繋がっていて外に出る必要がありません。便利でしょ。そんなブラウンぼうやがある日、田舎の家で一日を過ごすことに。本物の火を見たり、いろんな人と話したり、ケーキを作ったり。便利な生活は快適だけど、たった一日のいろんな体験はぼうやにとって最高な出来事の連続。実体験に勝るものはないですね。素朴な感じの茶色の絵も魅力的な一冊でした。2020/06/11
アキ
75
ブラウンぼうやは4歳。パパとママはアメリカの大都市でホテル暮らしをして共働き。メイドのヒルダがいなかの家に招待してくれた。おまわりさんが迎えに来てびっくりしたけど、ヒルダの弟なんだって。家には階段があるから登ったり下りたり何回もしちゃった。そしてみんなで雪だるまを作り、パイプと帽子で「ゆきおじさん」って名前をつけたよ。そしてみんなでチョコレートケーキを食べてお茶をした。家についても目を閉じてればまだヒルダの家にいるみたい。とびきり最高の一日だったよ!微笑ましいお話しと素朴な絵、色もブラウンでかわいい絵本。2020/01/29
mntmt
20
1949年の絵本。なぜ、今訳されたのかなと思ったが、いいのです。良いものは色あせない。2020/02/19
gtn
17
両親は精一杯の愛情を注いでくれるし、外気に触れない生活もそれなりに快適かもしれないが、人として当たり前の生活がブラウン坊やの最高の日となった。近未来というより、これが現在かも知れない。2020/06/06
マツユキ
16
ホテルで暮らしているブラウン夫婦の4歳の男の子が、仲良しのメイド、ヒルダの家に招待され…。目に映るもの全部新鮮なんだね。反応が素直で、可愛い。男の子は可愛がられているようで、良かった。2022/02/25