内容説明
人生の最期に向けた希望を支えるソーシャルワークとは何か―。単身高齢者が急増し家族の形が変わりつつある社会。介護支援専門員など福祉専門職の役割に着目し、高齢者と専門職双方へのインタビューをもとにこれからの人生会議のあり方を探求した一冊。
目次
第1部 理論編:社会福祉学の視点とACP(背景:単身高齢社会と人生の最期をめぐる諸課題;用語の定義:希望、意思決定、福祉専門職;先行研究:ACPと単身高齢者、死後事務、介護支援専門員;概念の提示「意思決定の共有」と「意思決定の準備」;研究の枠組みと分析の視点:希望、全人的な視点、ソーシャルワークの機能)
第2部 実証編:単身高齢者と介護支援専門員へのインタビュー(単身高齢者は人生の最期に向けてどのような希望を抱いているか;介護支援専門員は人生の最期に関する話し合いをどのように感じているか;介護支援専門員と単身高齢者は人生の最期をどのように話し合っているか;単身高齢社会における人生会議のあり方―ソーシャルワークの視点から―)
著者等紹介
佐藤惟[サトウユイ]
1985年生まれ。京都大学文学部人文学科卒業。日本社会事業大学大学院博士後期課程満期退学。博士(社会福祉学)。施設介護員、訪問介護員、デイサービス介護職員兼生活相談員などを経て、淑徳大学総合福祉学部専任講師。介護福祉士、社会福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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