内容説明
人はなぜ人を「排除」するのか?「排除」増大社会で社会福祉が果たす社会的機能とは?「排除」(に脅か)される人びとの「包摂」はどのように可能?―などを解き明かし具体的方策の道しるべとなる探究と指南の書。
目次
第1部 機能分化社会における構造的帰結としての排除(排除と包摂の問題に社会学的システム理論は貢献できるのか;Soziale Arbeit研究から包摂/排除―図式が注目されるのはなぜか;包摂/排除の問題にとって「社会的アドレス」はなぜ重要か;機能分化社会における援助組織の登場)
第2部 コミュニケーション論的包摂の論理と射程(社会学的システム理論にもとづく介入論と「包摂システム」;地域コミュニティにおける包摂と「非パースン」;現代社会の福祉的課題の把握に向けて)
著者等紹介
本多敏明[ホンダトシアキ]
1980年福島県生まれ。淑徳大学コミュニティ政策学部准教授。岩手大学人文社会科学部、淑徳大学大学院総合福祉研究科を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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