欲望の世界を超えて―“やすらぎ”の国はいずこに

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  • サイズ B40判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907514792
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

今、世界ではナチズムの復活が危惧されている。それは、近代文明における負の側面が露呈したことの裏返しでもある。日本も例外ではない。しかし、「自然との共生」「共生の社会」を伝統としてきた日本人には、西欧を中心とした近代文明の行き詰まりを打開する能力がある――。トーマス・マン、ニーチェ、グレン・グールド、夏目漱石など、意外な顔ぶれの卓見を「共生」をキーワードにして手繰り寄せつつ、文明の暴走にどうやって歯止めをかけるか、瀕死の戦後民主主義と平和主義をどうやって救うのかを論じた、前著『共生の「くに」を目指して』に続く警世の書。

赤堀芳和[アカボリヨシカズ]
1945年、静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。大手メーカーに就職し、主として営業職に従事。2006年、定年退職。著書に『理性は泣いている――日本的リベラル思想の提言』(講談社出版サービスセンター)、『我を超えること――近代理性主義の克服』(講談社ビジネスパートナーズ)、『共生の「くに」を目指して――働く者が報われる社会に』(講談社エディトリアル)がある。

目次

グレン・グールドと『草枕』
第1部 トーマス・マンの『魔の山』(トーマス・マンとドイツロマン主義;ショーペンハウアー;ニーチェ;トーマス・マンの結論)
第2部 『草枕』から“やすらぎ”の国へ(『草枕』と漱石の苦闘―我執の克服;チッコリーニと東洋の精神性;よみがえるシャカ―体得による欲望の統御;自然との共生、共生の社会;闘うヒューマニズム―トーマス・マンのナチズムとの闘い;“やすらぎ”の国はまぼろしか―新自由主義からナチズムの復活へ)

著者等紹介

赤堀芳和[アカボリヨシカズ]
1945年(昭和20年)静岡県生まれ。1968年(昭和43年)一橋大学社会学部卒業。同年大手メーカーに就職。主として営業に従事。2006年(平成18年)定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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白としろ

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無作法な裏と、奇妙な表と2019/04/10

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