土曜文庫<br> 私の生活技術

土曜文庫
私の生活技術

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  • サイズ A6判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784907511203
  • NDC分類 954
  • Cコード C0110

内容説明

若いうち本を読みあさるのは、ちょうど広い世間に出て行くのと同じで、友を得るためである。しかしいったん、これこそ友とすべきだという人が見つかったら、その人とともに世間づきあいをはなれるべきである。

目次

1 考える技術
2 愛する技術
3 働く技術
4 人を指揮する技術
5 年をとる技術
ある何人かの青年に寄せる手紙

著者等紹介

モーロワ,アンドレ[モーロワ,アンドレ] [Maurois,Andr´e]
1885年、仏エルブフに生まれる。哲学者アランに師事し、小説家・伝記作家として活躍。1967年永眠、享年82

中山眞彦[ナカヤママサヒコ]
仏文学・比較文学者。東京工業大学名誉教授。1934年、京城市(現・ソウル)に生まれる。東京大学大学院博士課程中退。千葉大学、東京工業大学、東京女子大学で教鞭をとり、2002年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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魚京童!

19
記念すべき読メ登録後4000冊目!どうでもいいね。脳内物質が切れてる。面白いことが書いてあるのはわかるんだけど、それを理解しきれない。忙しさの中で脳内物質を溢れ出るようにする技術を学ぶべきだな。2017/05/20

みゆき

11
今日の啓発本のような内容の本が1939年という動乱の時代に出版されていることが興味深く手に取った。筆者は文学部出身らしく、文学研究の「読み物」としても読めると思う。 特に4・5章はこの時代にこの議論が出てくるのか、という感じ。とくに5章は老いること、「自然死」について話されているのだが、この死生観は当時のヨーロッパでどのような位置付けにあったのだろうか。2018/05/15

Monsieur M.

6
「フランス敗れたり」のアンドレ・モーロワが書いた本。「考える」「愛する」「働く」「人を指揮する」「年をとる」の5章に分けて、それぞれについての「生活技術」について考察する。特に「年をとる技術」が、「同年輩の男女のうえに時の作用を読みとってはじめて」自らが老いたことを知るとか、「自分がまだ青年のすがたをしている気でいるし、心の中にも青年のはにかみや夢が残っている」「青年から老年への移行は、とてもゆるやかなものであるから、変わっていく当人がほとんど変化に気がつかない」等々、いちいち耳(目?)が痛い……。2018/06/27

文化

4
「君たちは困難な時代に人生の始まりを迎えている。歴史の中には、いかなる弱い泳ぎ手をも成功にまで押し上げてくれた満潮の時代もあった。しかし君たちの世代は、荒れた海を、波にさからって泳ぐ。それはつらいことだ。最初のうちは、息が切れるかもしれぬ。とても向こう岸にはたどり着けない、と思うかもしれぬ。だが安心していい。君たちの前にも、同じように高い波に出くわした人びとがいたが、波に呑まれたりはしなかった。腕をふるい、勇気を出せば、次の凪まで持ちこたえることができる。」2025/05/31

はぐ

4
考えること、愛すること、働くこと、人を指揮すること、年をとることについて指南する自己啓発本。軍人のたとえ話が多いのが少し苦痛だったが、それ以外は、1939年に書かれたとは思えないほど、古さを感じない内容だった。思い返すと心がチクチクするような過去の傷を癒してくれるような言葉もたくさん散りばめられていて、元気をもらった。2021/06/13

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