マヤコフスキー叢書<br> 人間

個数:
電子版価格
¥2,327
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

マヤコフスキー叢書
人間

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月20日 03時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B40判/ページ数 99p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784907511111
  • NDC分類 981
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ぼくは不死身だ

《そいつ/自由な人間が現れる/ほんとだよ/おれを信じてくれ!》と『戦争と世界』の終結部が告げるように、どうしても書かれねばならなかった、マヤコフスキー25歳の第四長詩。1905年の挫折した革命の影のなか、詩人はどんな叛乱も触れられない “万物の支配者” に復讐をいどむ。1917年の成就する革命寸前に書かれ、革命前マヤコフスキーの総決算となった長詩を、詩人・小笠原豊樹が遺した新訳でおくる。佐々木幹郎序文。日本翻訳家協会特別賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

113
マヤコフスキーの長編詩。自分の生涯を表現したものらしい。私の好きな詩人岩田宏と共通する資質を感じた。軽快に跳ね回る言葉に潜むほろ苦さと叙情性が、心に沁みる。自分が若くして死ぬことを予感しているような表現もあって、読んでいて複雑な気持ちになった。一番心に残ったのは自分は詩人にしか過ぎないと言う諦観だった。文学は現実を変えることはできないと自覚しつつ、それでも書き続けたところにこの詩人の栄光がある。2015/05/20

Y2K☮

32
今月のポエム。著者にとって詩とは何だったのか。その第一義は生計を立てる術ではなかったはず。岡本太郎は描いた絵をお金に換えない画家だったが、それとも少し違う。マヤコフスキーは本気で己の詩で革命を起こそうとしたのだろう。ファッションやニュアンスではなく文字通りに。即ち社会から貧富の差を取り除こう。ダメなら潔く退こう。まるでLUNA SEA「ROSIER」のJパート⇒『孤独で残酷な現実。それでも光を探す。俺は引き金だ。最後の道は自分で決める』全面的な同調はできないけど、見下ろす万物の支配者に一矢報えるものなら。2018/01/03

Y2K☮

28
つくづく詩というのは自由度の高いジャンルだ。競技場を飛び出し、町や道路や住宅や空の上までも縦横無尽に駆け巡るパルクール。英語で云うとフリーランニング。ノールールだからこそ逆に著者の偽りない生の倫理観を感じ取れる。公人として見ればデカダン極まりないし、だらしない面も多々あっただろう。でもこの翼の生えた剥き出しの言葉の群れに触れ、それでも何も感じぬ人こそ私は不幸だと思う。とはいえ既存の宗教で事足りる人には不要だろう。それで幸せならOK。ただマイノリティーだって確かに生きている。一人ぼっちでも救われなきゃ嘘だ。2015/05/11

cockroach's garten

17
戦中に書かれた最後の作品。この本について訳者は直前に書かれた作品『戦争と世界』で彼が戦争について書いたことで、必然的にこの『人間』を書かなければならなくなったという。本書では彼自身の誕生から臨終までの生涯を辿る。当然フィクションだ。が、不吉にもマヤコフスキーの最期を予期するように作中のマヤコフスキーがピストル自殺をしたと言われる場面がある。数年後現実の彼も引き金を引き、果てる。さて、本書は戦争に嫌気を感じているマヤコフスキーが愚かな戦争好きに対して巧みな比喩をぶつけるものの、無力ゆえの虚しさが物悲しい。2017/07/18

6
わかってるさ、/地獄にあえぐ/罪人たちは/ぼくの名を呼ばないだろう。/法王たちの拍手喝采につれて/僕の幕はゴルゴタに下りないだろう。/だからこそぼくは/レートニー公園に/朝のコーヒーを飲みに行くんだ。(22ページ)2019/08/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8296078
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品