感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
22
いろいろ言いたいことあり、って感じ。まず表紙がいまいち。Cook's Warに見えてしまう。内容としても、英語の原文がぶれているのか、そもそも翻訳で、あまり食に詳しくない方が訳したのか、このあたりが、読みにくかった。。。シードルがシドレ(フランス語でCidreと書いてあったんだろうなと気づくまで混乱してました)。 テレビ番組で、有名シェフが、究極の食を探して世界を旅する、というお話でしたが、(どこかで聞いたことがある?)フレンチベースのアメリカ人には、受け入れられないものが多すぎたような。。。2016/05/11
くさてる
21
シェフでライターの著者による世界各国の食リポート。この本の元になった「アンソニー世界を食らう」がとても好きだったので、その裏話が、ひどい話も多いながら、面白かったです。カンボジアは悪夢のようだけど、ベトナムや日本を愛する著者の言葉は雄弁で、とても楽しく魅力的。だから、この数年後に、このアンソニーがうつ病で自殺するなんて、わたしは思いもしなかった。その事実を思い出すとほんとうに辛い。ここにいるのは生きることと食べることをこよなく愛する、皮肉屋で毒舌で、素敵なひとりの料理人でした。R.I.P。2020/05/13
勉誠出版営業部
7
同僚から貰った、アンソニー・ボーデインの『クックズ・ツアー』を読了。アメリカのシェフによる食レポエッセイ。ベトナム、カンボジア、モロッコなど、一筋縄ではいかないような場所へ、グルメのために赴いていく様が面白い。ちなみに日本へも来ています。2016/08/19
Himiko
5
この著書の二作目。改めて著書の感性、表現力に驚かされました。シェフでありながら、人間くさい人、少年のように旺盛な興味とチャレンジ精神で世界を食べ歩く様子に魅了されます。ヴェジタリアンに対する考え、有名シェフへの意見はすごく納得。これだよと、思わず拍手したくなる。もう彼の本が読めないのは残念。突然の旅先での自殺は、いったいなんだったのだろう。2019/10/05
DEE
5
著者がテレビクルーを引き連れて、世界中の名料理から珍品、ゲテモノに至るまでを食べ尽くす。 ちなみに東京にも訪れている。 厨房の裏側を面白おかしく暴いた前作「キッチン・コンフィデンシャル」のほうが断然面白かったな。2017/09/10