内容説明
ユダヤ人迫害にお墨付を与えたのは、恣意的に解釈された「聖書」だった!ヘレニズム期からナチスによるホロコーストに代表される現代まで、世界中で連綿と行なわれてきたユダヤ人迫害。キリスト教世界のただ中からなぜかくも苛烈な反ユダヤ主義が生起し得たのか。その歴史をまっすぐに見つめつつ、この災禍を通じて形成されていったユダヤ人固有の諸思想までを詳説する。
目次
序章 本書の関心
第1章 古代におけるユダヤ人
第2章 中世におけるユダヤ人
第3章 スペインにおけるユダヤ人
第4章 東欧とロシアにおけるユダヤ人
第5章 近代西欧におけるユダヤ人
終章 迫害とメシア運動と共生
著者等紹介
黒川知文[クロカワトモブミ]
1954年、香川県小豆島に生まれる。東京外国語大学を卒業し、同大学大学院地域研究科修士課程修了。政府奨学生としてイスラエル・ヘブライ大学に留学し、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得修了。米国エール大学大学院歴史学研究科博士課程にも留学し、東京大学大学院人文科学研究科博士課程を修了。文学博士(東京大学)。現在、中央学院大学教授。愛知教育大学名誉教授。慶應義塾大学、東京外国語大学、南山大学大学院、東洋英和女学院大学大学院講師。専攻は西洋史、宗教史。聖書キリスト教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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