出版社内容情報
ふえると、へる。増えると、減る。
いちごが増えて、減ったものとは?
子どもにも大人にも届けたい絵本。
好評の『二番目の悪者』につづく、
林木林と庄野ナホコによる絵本、待望の第二弾!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
180
ある日、シロクマさんのお家に赤くてつやつやした可愛いいちごが1つ送られてくる。たった1つの大切ないちご*結構リアルなタッチのシロクマさんだけど表情や動きがとても女の子らしくて可愛い♡綺麗で可愛いいちごを前に大喜びでテンション上がってるシロクマさんがすごく愛しい♪その後、毎年いちごは送られてきて…。いろんな初めてのことあるけどどれも新鮮でときめいて特別な幸せ♡やっぱり最初の出逢いのときめきは忘れられない♡初めてのときめきを忘れずに大切に想い、沢山ある幸せに感謝しよう!庄野さんの優しい色合いの絵がとても素敵♡2018/10/01
ままこ
83
帯に書かれている〈増えると減る〉なぞなぞのような問いかけ。読み終わってその一文の意味になるほど。初めてシロクマさんの元に届いた上等な一粒のいちご。幸せに包まれ大事にいちごを楽しむ様子は微笑ましい。庄野さんの絵は可愛さの中に哀愁を感じさせるのが多いけどこの本も然り。2018/11/10
MI
79
シロクマのところに手紙が届いた。「あなたにいちごを届けます」シロクマは舞い上がり、いちごの匂いを想像します。毎年いちごは一粒一粒増えていきました。来年は2粒、再来年は3粒と。1番どれが美味しかったのかと問われると真っ先に1番初めのいちごと答える。人の欲望に似てるなと思った。はじめは嬉しいけど、だんだん慣れてくるとありがたみが薄れてくる。感謝することの大切さを感じた2023/09/19
アナーキー靴下
69
食い意地がはっている私としてはピンと来なかった。で、この絵本の話を家族にしてみたところ「与えられることが当然になって感謝を忘れる君みたいだね」と。そんなグサリとくることを言われてしまうと道徳本にしか見えなくなり、どうすればよかったか、を考え始める。感謝を忘れる、口先だけの感謝になる、幸せが減って感謝も減ってる。幸せを感じることが、自然と感謝に繋がる。与えられるだけではなく、与える喜びで幸せをしっかり感じられれば、つまりともだちに振る舞うことで、幸せのチェーンを繋げられたらよかったよね。うん、頑張ろう…。2021/05/03
☆よいこ
69
ホッキョクグマのところに届いた、ひと粒のいちご。それはそれは素敵で、ホッキョクグマは大喜び。次の年はふた粒届いて、また大喜び。それから毎年冬になるといちごは届けられ、その数もだんだんに増えていき、ホッキョクグマはたくさんのいちごを食べる。▽一番美味しいいちごはどれ?▽絵が可愛らしくて素敵です。ただオチは子どもにはわかりにくいかも。小さな絵本だと想像していたら、意外と普通サイズの絵本だった。2019/09/23