出版社内容情報
青のない国で静かに暮らす男。
人と話すより花と話す方が好きだ。
ある日山で見たこともない植物を見つけて評判になる。
ところが…男が最後にとった行動とは?
風木一人/作 長友啓典・松 昭教/絵
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
30
考えるための絵本。生きていくうえでお金は必須。なければ困る。しかしじゃあお金に換えられないもの、換えられなくなったものに価値はないのか? 働けない人、働けなくなった人にも生きる権利、人生を楽しむ権利は当然ある。ならば答えは明白だ。もちろん好きなことや秀逸な仕事がフェアに評価され、正当な対価を得られて生活できるのは素晴らしい。誰も否定できない。一方でお金に換えないことで守られるものもあるのではないか? すべての人間が自由にシェアできる形こそ相応しい何かも。己にとって大切な問いの答えは常に己の考えで決めたい。2022/10/11
群青色
21
図書室で立ち読み。深いなあとしみじみ読みました。目に見える価値に左右されず、心で感じる価値を大切にしたいなぁ。2016/03/24
gtn
19
その花は、間違いなく青かったのだと思う。誰も最上の色である青を見たことがないのだから、青と言い表す以外手立てがない。少数ながらも、この花に救われた人がいるという現証もある。2020/07/04
Naomi
19
お気に入りのカフェバスさんの本棚で、「青」がテーマの本を探していたので目に留まりました。青のない国で見つかった、伝説の青い花!? 周りの評価に流されず、自分がいいなと思ったものを大事にしていきたいです。「うつくしいものを 美しいと思える あなたのこころが うつくしい」という相田みつをさんの詩を思い出しました。2016/06/29
BEAN STARK
10
大人の絵本。青い花はさぞ美しかったのだろう。2017/06/01
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