内容説明
「病気になった時のあなたも、健康な時と変わらず、自然界の中で分け隔てなく命をいただいている、かけがえのないあなたなのです」。漢方相談員として、福岡・佐賀を中心に活躍する河端孝幸先生が経験から導き出した「漢方の教え」。体の不調の背後にある心の問題に耳をすませ、人びとが「自分の力」で笑顔を取り戻すための漢方や東洋医学の考え方、そして漢方相談員としての歩みを、河端先生がやさしい言葉で語る健康エッセイ。
目次
はじめに 感謝からはじまる
第1章 漢方の教え(1 自律神経を整える 正しい呼吸の仕方;2 人はなぜ病気になるのか、そして治るのか 「心・食・動・休・環」と自然治癒力;3 身体を哲学的に捉える 東洋医学の根本原 ―整体観;4 人の体を全体的に捉える 東洋医学の「バランスと調和の世界」;5 生きものをまるごと食べて栄養を摂る 「一物全体」の考え方;6 生薬の恵み 漢方薬と民間薬の違い;7 「治す」のではなく 苦しむ心に寄り添うこと)
第2章 漢方と私(1 病弱な幼少期を過ごし 大学入学の春にはじめて感じた感謝の気持ち;2 はじまりは、西洋医学の考え方を捨てることから 一冊の本と出会い、漢方の力を確信;3 落ち込んだ時期を乗り越え気づいたこと 人の役に立つために、まず自分を褒めること;4 心に響いた言葉 「あなたのそばで家族のように」)
河端孝幸先生おすすめの本―「漢方の教え」をより深く理解するために
著者等紹介
河端孝幸[カワバタタカユキ]
1958年、北海道旭川市生まれ。漢方相談統括アドバイザー、薬剤師。東北薬科大学卒業。現在は九州の福岡・佐賀を中心に展開する、株式会社漢方みず堂の代表取締役社長をつとめながら、漢方相談員として日々お客様の声に接している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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