感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
69
一気読みもできるほどに分かりやすいし面白いが、敢えて五日ほどを費やして読了した。 寺田惠子は、学者として吾輩は全く未知の方だった。「女子大や社会人講座で人気の講師が日本書紀30巻をすべて現代語に訳し、わかりやすく解説したシリーズ(全8巻、年2巻刊行予定)」という。人気講座だったようだ。2024/07/29
tamami
63
記紀と総称されるわが国最初の歴史書であるが、古事記については口語訳でざっと目を通した覚えがあるが、日本書紀については名前のみ。先日書店の店頭にあったので、つい手にした次第。本巻は、書紀全30巻の内1と2、国生みから天孫降臨、神大和(かむやまと)イワレビコの誕生まで、がまとめられている。大変雄大な計画であるが、その分全現代語訳+解説と、語釈も含めて非常に丁寧に解説されている。元となったのは社会人対象講座の講義録なので、大変読みやすく、この調子なら難なく読了できるのではと思わせられる。次巻以降も楽しみである。2024/06/30
やいっち
9
一気読みもできるほどに分かりやすいし面白いが、敢えて五日ほどを費やして読了した。 寺田惠子は、学者として吾輩は全く未知の方だった。「女子大や社会人講座で人気の講師が日本書紀30巻をすべて現代語に訳し、わかりやすく解説したシリーズ(全8巻、年2巻刊行予定)」という。人気講座だったようだ。2024/07/29
kinoko
5
日本書紀は何となく知っている気がしたが、じっくり読むとなかなか面白い。この巻は最初の部分なので、アマテラスとか大国主とか知ってる名前が多かったり、内容的にもゲームやアニメのモチーフになることが多い部分(主観だが)だったので読みやすかったと思う。神武天皇の活躍は次の巻ということだが、そのあたりからは殆ど知識がない分、楽しみでもある。古事記の方もこんなのがあれば読みたいと思った。2024/10/04
イコ
4
別伝と言う主たるストーリーとちょっと違う話が多く含まれていて、微妙に違う話が何回か繰り返されるので飽きたり、逆に興味深くもあった。天照大神の名前が違うのが何故か本筋に入っていたり、その後は天照大神で統一されたりとチグハグ感があったり、古事記であんなに影が薄かった月読命も若干エピソード増えてたりと、なんか古事記と違くて勉強になる。2025/06/02