内容説明
歴史に記録されたバブル崩壊において、中国の抱え込んでいる債務残高は空前の規模に膨らんでいる。バブル後遺症の期間は日本の比であるまい。日本が「失われた20年」であれば、中国は「失われた30年」という停滞局面を覚悟する必要があろう―。バブル後遺症を癒やすという特効薬はないのだ。
目次
第1部 バブルで衰退する中国(政権安定、高めの経済成長が絶対条件;中国経済、住宅・インフラ投資が下支え;過剰債務が招く、「中国崩壊論」の現実味;税収が足りない、年金が貰えなくなる;3兆ドル台の外貨準備高、どこまで減るか ほか)
第2部 技術力で復活する日本(アベノミクス、韓国中央銀行まで評価;米抜きでもTPP、いずれ米国が復帰する;AIとロボット、労働力不足を乗り切れる;出生率引き上げ、労働時間短縮が第一歩)
著者等紹介
勝又壽良[カツマタヒサヨシ]
元『週刊東洋経済』編集長。静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学博士。1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。『週刊東洋経済』編集長、取締役編集局長、主幹を経て、東海大学教養学部教授、教養学部長を歴任し、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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