目次
前史
“庶民・大衆の党”公明党結成
衆議院に進出
現場主義の「総点検シリーズ」
政党で初の「福祉社会トータルプラン」発表
“開かれた国民政党”路線
日中国交回復実現へレール敷く
野党間の連合構想と公・共「憲法論争」
安保・自衛隊政策を現実的に転換
「中道政治」の理念・路線を今日的に明確化
PKO法成立を主導
細川連立政権に参加
新進党に参加
公明の政権参加、憲法上問題なし
自民党との連立政権に参加
連立政権で「改革のエンジン」役
連立政権内で“歯止め”の役も
“衆参ねじれ”で政治が停滞
大震災の復旧・復興の先頭に
憲法の平和主義守った公明党
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うろん
9
衆院選前に読み終わる予定が1ヵ月近くずれ込んでしまいました。最初のほうは党の成立や歴史などが書かれています。ただ、連立政権参加後は、この法律を成立させましたという話が多くなってきて、少し興醒めしました。年史なので、致し方ないところもありますが、50年を経てこれからどうしていきたいと言う所をもっと読んでみたかったです。2017/11/06
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
2
公明党の通史。ポイントは「社会保障政策」の一貫性と「安全保障政策」の転換(1981年12月に行われた第19回党大会で示された「非核ハリネズミ型防衛論」)画期となったのが、冷戦終結と矢野ショックを受けて<公明党>の再定義を迫られたこと(「悩む公明党、悩まぬ社会党」)⇒自公連立の布石。全体を通史としてみていくと「安保法制で公明党は変節して…云々」「最近の公明党は…云々」という言説の説得力のなさ(いい加減さ)に改めて気づく。2019/06/06
wiki
2
現実との折衝だから、理想とは違って是々非々もあるし、どの様に映るかも大きく異なる。その上で、私は原点に立ち返ることが本当に大切だと思う。鎌倉時代の仏教の泰斗は「心こそ大切なれ」と信仰を結論したが、どんな心で行動しているかは他人には知り難い。そこが異なれば良し悪しの判断も変わるし、見え方も変わる。理想としている未来が共感できるかどうかが一番大事であると思った。2017/06/28
wiki
1
極力主観を交えずに編纂したと後記にもあるが、今や政権の一翼を担う公明党がどのような経歴を持っているか、全体をたどることのできる貴重な文献であると共に、信念を持った政党としての、誇りを感じる内容であった。2016/05/24
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