感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
プロムナード
2
冒頭から佐々木渉氏の音楽話がディープすぎるんですがw、なぜ初音ミクが巨大な創作ネットワークを生み出せたかという本質が垣間見えました。これが10年間ブレない頼もしさ!誌面全体はアングラ系に偏りすぎなきらいがありますが、だからこそボカロ界隈の広さ・深さを堪能でき、紹介される動画を視聴しながら「こんな世界もあったのか!」という驚きや興奮が味わえました。こういう切り口のボカロ本がずっと読みたかったし、10年のシーンの深化でようやくそれが出版できる状況になったんでしょう。後半には文化論的な読み解きもあって満足。2019/09/28
新都心@space_opera_
0
初音ミク・VOCALOIDの10年を雑誌「ele-king」による独自目線で切り込んだ本 クリプトン公式本などには乗らない関係者の話や、アングラなジャンル(語弊はあるが)のクリエイター(ボカロP)へのインタビューも載っており貴重な資料であった 個人的にはピノキオピー氏へのインタビューと、故・椎名もた氏にまつわる話などが良かった2017/09/12
吉田恭
0
初音ミクの開発担当佐々木渉がアヴァンギャルドにバックボーンを持っているというのは、これまでのボカロの展開において結構重要なことだったと思う。しかし今後佐々木本人が元来のアート的技術的志向で発展するためには、ボカロのビジネスプロデュースに関しては後継が出てくる必要がありそうだ。2017/09/06
-
- 電子書籍
- 月姫 -Gekki-(3)
-
- 和書
- 刑事判例の史的展開