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70年代シティ・ポップ・クロニクル - ele-king books

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907276362
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

萩原健太の『70年代シティ・ポップ・クロニクル』は、あまたあるシティ・ポップのなかから、まずは永遠のクラシックと呼びうる最重要作の15枚を選び、時代順に並べ、その15枚から派生する作品を挙げて紹介する(関連ディスクを併せると計100枚のアルバムが紹介されている)。

そして、日本のポップ史上におけるもっとも濃密な5年のあいだにいったい何が起きていたのかを、著者の経験を回想しながら言葉を選び、シティ・ポップ・ブームに沸き現代に向けて語る。それは洋楽に多大なる影響を受けながら、しかし、言葉も文化も異なる日本という国でポップ・ミュージックをやることの素晴らしき挑戦の記録でもある。

はっぴいえんど、大瀧詠一、細野晴臣、山下達郎、ユーミンなどなど……彼らはなぜ偉大なのか。名著『はっぴいえんど伝説』の著者が瑞々しい言葉で綴る「僕とシティ・ポップの70年代」。音楽の価値観が揺れている今日だからこそ、読んでいただきたい。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

20
'70年生まれの私は、ここで紹介されているアルバムは後追いで聴いたものばかり。サザンがギリリアルタイムだが、小学低学年に理解できていたかは不明。日本の音楽シーンが最も面白かったと思われる70年代を代表するアルバムを過不足なく語り倒しております。オススメ!2015/08/22

阿部義彦

9
出たばかりの新刊です。P-vaineレコードからの発行、最近音楽会社自らの出版物って増えてますね。萩原健太さんと言うと大瀧詠一さんの愛弟子というイメージがありますが、はっぴいえんど、はちみつぱい〜ムーンライダーズを初め、ブレバタ、センチメンタルシティロマンス、吉田美奈子、久保田麻琴、シュガーベイブ、そしてユーミン等など私の青春を彩った名盤が満載!まさしくあの時代は、新しい音楽が芽吹いていました。そもそもロックで食えるかもさだかでない時代。情熱だけは有り余る程ありました。2015/08/21

Sunlight

8
はっぴいえんどからサザンまで。日本のロック創成期を著者の思い出と共に振り替える。著名な音感評論家が何故著名になり得たのがかいまみえる。まだまだ聴いてみたいアーティストのアルバムがたくさんあるなー。2016/07/10

nizimasu

7
ちょうど松本隆さんのコンサートに行った後に読み始めたから、はっぴいえんどからの日本のロックだったりこの本のシティポップなんかの記述は往時のリアルタイムなレポートとしてもとても楽しく読めた。今の時代もCEROとかの若い世代のシティポップの回帰があるけどこのあたりも日本の音楽を考えていく上では避けて通れないしまあ大瀧詠一と細野さんの狭間で生まれた何もかもの影響はなかなか避けて通れないほどの充実ぶりを70年代の音楽から感じる。それでも最後にサザンを健太さんがあげているのは単なるノスタルジーじゃなのもバランスいい2015/09/13

しゃん

6
70年代の邦楽シティポップをリアルに知らない私にとって、当時のミュージシャンやリスナーの熱量、そして葛藤等が伝わってきて、興味深く読み通すことができた。私が邦楽シティポップを実際に聴き始めるのは80年代から。その素地が70年代に、技術的な制約の中、洋楽からの影響を受けながら実験的に創られていたことがよく分かった。2015/09/13

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