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てなもんやSUN RA伝 - 音盤でたどるジャズ偉人の歩み ele-king b

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784907276232
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

allite510@Lamb & Wool

6
楽団は宇宙船!燃料は音楽!土星からきて1993年に地球を去った偉大?特異?な音楽家、サン・ラーの伝記。5年に亘る雑誌連載を元にした労作。彼の音楽は、あまり似た物が見当たらない独特な怪しさがあり、言動も魅力はあるが真意はよくわからない。でも彼が、何か自分だけのものを一生かけて貫き通したことだけはなんとなくわかる。1万人のミュージシャンが一緒に演奏すれば、この世の全ての原子爆弾を溶かすことができると結構本気で考えていたらしいというのも無闇に格好いい。人間には、宇宙人の友人も、少しくらいは必要なのかも知れない。2018/04/23

河村祐介

4
無限の大事業。この本読むとあの膨大な作品の列を整理できた気になってるからすごい。湯浅節のあの書き出しには本当に膝を打つ表現が多い。2014/11/17

パン太郎

2
サン・ラーは宇宙レベルなので、私ごときがその人となりを俯瞰して把握することは不可能なのですが、その一端に触れることができる本です。著者の書き味もこれまた面白くも深くて愛に溢れており、しみじみと読書を楽しみました。「運命は間違えない」でしたか、刺さる一言。2023/01/29

黒い鴉

2
膨大な量の音宇宙の紹介と、サン・ラーさんの思想・活動・人となりを大変面白く綴ってくれた大労作。サン・ラーミュージックに興味を覚え、しかし途方に暮れていた時にタイミングよく出版された本。そしてこの巨大な森に足を踏み入れ音源を聞き始めた。この本で興味を持ったアルバム、聴いてみると湯浅さんの書くとおりの印象なのである。凄い。読み進めながらamazonの欲しいリストに加えていった。1つづつ聴いて行くのが楽しみである。本当にこの本で出合えて良かった!2015/02/15

yoyogi kazuo

1
著者の妻が翻訳し、著者が監修したジョン・F・スウェッドの「サン・ラー伝」を下敷きにして、著者自身の感想や体験を交えつつ年代順にディスコグラフィーを辿る「ミュージック・マガジン」での連載をまとめたもの。今はサン・ラーのかなりの音源がサブスクなどでも聴けるが、それらを駆使して膨大なサン・ラー作品の森に分け入るための貴重な手引きである。2002年に著者のインタビューに答えてマーシャル・アレン(アーケストラのリーダー)は、若い人の反応がいい、皆よく理解していると答えているが、二十年後の今はさらにそうだろう。2022/11/13

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