内容説明
ジーン・シャープの「非暴力闘争」論を一瞥したのち、「アラブの春」におけるチュニジア、エジプト、リビア、イエメンの青年たちの、生命と尊厳と誇りとを賭けた「武器なき闘い」の軌跡をたどり、終章で、バーレーンとシリアの現状を観察する。
目次
序章 スルタン主義・ハーバード大学・サラフィー主義
第1章 ジーン・シャープの「非暴力行動」論
第2章 チュニジア29日間革命―「武器なき魁革命」の華麗なる勝利
第3章 エジプト18日間革命―G・シャープの理論に導かれて
第4章 リビア「武器なき闘い」の激変―市民の武装化とNATOの空爆
第5章 イエメン「未完の革命」:T・カルマン女史の「平和的革命」の辛勝
終章 「武器なき闘い」をめぐって
著者等紹介
三石善吉[ミツイシゼンキチ]
1937年6月長野県生まれ。1971年3月東京大学大学院博士課程人文科学研究科単位取得満期退学。1972年4月東京大学文学部助手。1976年4月筑波大学社会科学系助教授。1985年1月筑波大学社会科学系教授(筑波大学名誉教授)。1998年4月東京家政学院筑波女子大学(現筑波学院大学)国際学部教授(2008年、学長)。2012年3月筑波学院大学学長任期満了退職(筑波学院大学名誉教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。