差別戒名の系譜―偽書『貞観政要格式目』の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784907244064
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C3015

出版社内容情報

被差別部落のいくつかに、通常の戒名には決して用いられないような人間を侮辱する語句や文字が使われた墓石や過去帳が残されている。いったいこれはどうしたことか。

戒名や法名は、仏門に入ったとき僧から与えられる名である。これはほんらい現世の身分差別には係わりのないはずであった。ところが17世紀の中ごろ、世俗の身分によって戒名の使い分けを記した書物が立て続けに三度も発行された。出版元は異なるが同内容である。

その本の題名は「貞観政要格式目」とつけられていた。これは唐代の古典「貞観政要」、日本の9世紀後半に編纂された「貞観格」「貞観式」、また中世の法律に用いられた「式目」などを集めたような大げさな書名である。

この本を読んだ僧侶は、日本の法律で決められたことなら従わなければならないと考えた。信じられないことであるが学識のある僧侶までこれに従い、それをもとにして著述をしている。この書物の書かれた時期は、さらにさかのぼり、いくつもの写本が残されている。

身分差別を追求してきた著者が、差別戒名の根源をたずねて辿りついたのが本書であった。本書はこれまで取り上げられることはなかった。何が書かれているか、何時、何者が書いたのか。これは身分差別の問題を究明する不可欠の資料であることはもちろん、中世史の研究にも重要である。

本書には、原典の図版も多く添えられており、差別戒名研究のための決定版である。

目次

1章 いわゆる差別戒名(戒名;上下の置字 ほか)
2章 偽書『貞観政要格式目』(なぜとりあげるのか;伝本について ほか)
3章 「三家者位牌之事」(写本・板本の校合;「三家者」について ほか)
4章 『貞観政要格式目』の影響について(『泥〓(えん)之道』
『無縁慈悲集』 ほか)

著者等紹介

牧英正[マキヒデマサ]
1924年熊本市に生まれる。1948年京都大学法学部卒業。1962年大阪市立大学教授。法学博士。1988年大阪市立大学定年退職、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

20
生きていれば自分と他者を区別して差異を見出すということは多かれ少なかれ誰だろうとやってしまうことなんだろうけれど、死んだ後につける戒名にまで侮蔑的な意味を込めるというのは狂気すら感じて恐ろしい。その原因となった17世紀に発刊された『貞観政要格式目』について。それに惑わされて差別戒名というシロモノが世に広がった経緯について。薄い悪意が広がる過程って怖いなあと思います。2018/03/24

ステビア

13
『貞観政要格式目』という偽書に則って差別戒名が行われていた。その研究。2015/06/09

うさぎや

5
死んでもなお戒名で差別されることがあったという驚くべき内容。しかもその根拠がほぼデタラメというのだから、差別というものの根深さがよくわかる。2022/04/18

tkm66

1
資料2025/06/09

hexia

1
日本仏教史上最大の汚点、差別戒名。本書ではまず差別戒名について紹介し、次いで差別戒名の根拠になった偽書「貞観政要格式目」について分析する▼「貞観政要格式目」は成立年も作者も不明のいわば怪文書だが、中身を丁寧に読むことである程度の推測は可能である。その上で「貞観政要格式目」が宗派を超えて広く膾炙されるに至った経緯、また差別戒名が中部・北関東に多く見られる理由については今後の研究が待たれる(本書中にも指摘があるが)▼貞観政要で格式目だから題名だけで胡散臭さマックスなのだが。人間の無明は本当に度し難い(自分含む2018/08/02

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