出版社内容情報
「漢意」を排して「やまとたましい」を堅持することで、真実の「いにしえの道」へと至ることが学問の道である。師と仰ぐ賀茂真淵との生涯一度きりの対面=「松坂の夜」以来、刻苦勉励を重ねること35年。寛政10年(1798)、畢生の大作『古事記伝』を仕上げた宣長は、古学の入門書『うひ山ぶみ』を一気に書き上げた。古学の扱う範囲、学ぶ者の心構え、学問のあるべき姿、契沖に始まる近世古学の歴史的意味、古学の目的とその研究方法など、国学の大人(うし)が初学者に授けた学びの要諦とは?(講談社学術文庫)
『うひ山ぶみ』解説
『うひ山ぶみ』総論
『うひ山ぶみ』各論
白石 良夫[シライシ ヨシオ]
著・文・その他
内容説明
師と仰ぐ賀茂真淵との生涯一度きりの対面=「松坂の夜」以来、刻苦勉励を重ねること三五年。寛政一〇年(一七九八)、畢生の大作『古事記伝』を仕上げた宣長は、古学の入門書『うひ山ぶみ』を一気に書き上げた。古学の扱う範囲、学ぶ者の心構え、学問のあるべき姿、契沖に始まる近世古学の歴史的意味、古学の目的とその研究方法など、国学の大人が初学者に授けた学びの要諦とは。
目次
『うひ山ぶみ』解説(『うひ山ぶみ』の成立とその概要;古道論としての古学;古典研究としての古学 ほか)
『うひ山ぶみ』総論(物まなびのすぢ;みづから思ひよれる方;怠りてつとめざれば功はなし ほか)
『うひ山ぶみ』各論(物まなびのすぢ、しなじな有りて;しなじなある学び;志を高く大きにたてて ほか)
著者等紹介
白石良夫[シライシヨシオ]
1948年、愛媛県西条市生まれ。九州大学大学院修士課程修了。83年に文部省(現文部科学省)入省。教科書検定に携る。2009年退官。現在、著述業。文学博士。立教大学、成蹊大学、大妻女子大学などで教鞭もとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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