内容説明
「1945年に同世代だった戦争体験者へ手紙を書いてみませんか?」そんな呼びかけに応じた15人の若者たちが戦争体験者の証言を読み、そして手紙を書く―70年前の体験を同世代の物語として読み直す、「戦後100年」を迎えるための第一歩。
目次
東京大空襲で被災・清岡美知子―自分だけ助かって、どうして父と姉を助けられなかったのか。長い間の心の傷です
清岡美知子さんへの手紙―アイザワ祥子
戦場、シベリア、戦犯管理所での十六年・金子安次―結婚して子どもができてからだよ。自分がやったことを、心から悔いたのは
金子安次さんへの手紙―関口純平
ずいせん学徒看護隊に従軍・宮城巳知子―日本人は沖縄を差別したってことが、ずっと頭のなかにあるさ
宮城巳知子さんへの手紙―南茂芽育
原爆できょうだいをすべて失った・池田早苗―平和を守れるのは、生きていてこそなんですよ
池田早苗さんへの手紙―市村平
満蒙開拓団の後、中国内戦を生き抜く・山谷伸子―生き別れたあの子に会えたならば、「申し訳なかった」と言いたかった〔ほか〕
著者等紹介
落合由利子[オチアイユリコ]
写真家。日本大学芸術学部写真学科卒。卒業制作「WINDOW’S WHISPER」で芸術学部賞受賞
北川直実[キタガワナオミ]
エディター。日本航空機内誌「ウインズ」編集部チーフエディターを経てフリーランス編集者に。主に単行本の企画・編集に携わる。「スプリングボード」(青年海外協力協会発行)元編集長・編集委員
室田元美[ムロタモトミ]
ライター。フリーランスとして女性誌ライターやFMラジオの構成作家、現在は戦争や東アジアの近現代史について取材活動や執筆を続けている。日本国内に残されたアジア・太平洋戦争の足跡をたどる『ルポ 悼みの列島』(社会評論社)で2010年「第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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