内容説明
「歯車」になれない、「効率化」されたくない、だから、自分でつくって自分で手渡しそうやって、なりわうんだ。じぐざぐで、でこぼこな14人の「もの語り」。
目次
工房寺田・寺田昭洋さん―最初は売れないだろうなとは思ってましたけど、それでも『ああ、こんなに売れないんだ』と改めてショックを受けたくらいです(笑)
lim lim**・藤原珠理さん―ものづくりって面白いなと思うのは、作ったものに、自分でも気づいてなかった『自分』が出ちゃうこと
聚落社・矢野マサヒコさん―狭い工場の中だけで腕を競っているよりも、その『先』を掴みに行きたくなったんです
かとうなみこさん―いわば『健全なB級品』ですかね。興味のない人にも、漆だと意識せずにまずは手にとってもらいたいな
小さな本工房・鴫原利夫さん―もしかしたら作品そのものについてよりも、道具について考えていることのほうが多いかもしれません
QuiMeisen・岩原由佳さん、古後利佳さん―誰かが楽しんで作ったものを、それをまた形を変えて誰かが楽しんで着て、さらにそれを誰かが見て『素敵だなあ』って楽しむ…
緑庵・幸加木菊恵さん―『元気に育ってます』という『その後』の様子をお客さんから聞けるのが、他の作品にはない作り手としての楽しみ
Haze・寺澤勇樹さん、戸田佳佑さん、山口栄美さん―せわしない毎日の中で、例えば10分間だけでも、ただ蝋燭の火を見つめるような時間があってもいいんじゃないかと
ふたば工房・井筒佳幸さん―できる限り長く、死ぬ直前まで何かを―好きなものを作り続けていられれば幸せですね
toki warp weft・志村祐子さん―ある工場から『最小ロットは500枚だ』って言われたときには、とんでもないと思って、『アイアムベリープアー』とかってメールを書きましたよ(笑)
金星灯百貨店・橋本武蔵さん―ものを作ること、直すことって、私にとっては完全に生活の一部なので、どこで何をやっていてもあんまり変わらない
著者等紹介
仲藤里美[ナカフジサトミ]
1973年、大阪府生まれ。神戸大学法学部卒業後、NGOスタッフ、編集プロダクション勤務などを経てフリーのライターに。雑誌、ウェブでインタビュー記事を主に執筆するほか、ウェブマガジンの編集などにも携わる。『作ること=生きること―クラフトワーカーのもの語り』が初めての単著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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森
fuu