出版社内容情報
「カルマの網」に捕らえられたことを自覚した人間にとって、最後の光とは――。読売新聞に連載中のコラム「四季」の二〇二〇年四月から一年分を収録。
内容説明
人間は毎日何かを食べて生きている。生き物の命を奪わなければ、人間は片時も生きてゆけない。宮澤賢治を生涯にわたって悩ませたのは、この「食物連鎖」の問題だった。賢治の作品には、生まれながら「カルマの網」に捕らえられた者の、諦めと願いが込められている―。読売新聞に連載されたコラム「四季」の二〇二〇年四月から一年分を収録。
目次
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
一月
二月
三月
著者等紹介
長谷川櫂[ハセガワカイ]
1954年(昭和29年)生まれ。俳人。「読売新聞」に詩歌コラム「四季」を連載中。朝日俳壇選者、俳句結社「古志」前主宰、インターネット歳時記「きごさい」代表、「ネット投句」「うたたね歌仙」主宰。著書に、句集『虚空』(読売文学賞)のほか、『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)などの俳論、エッセイ、日本文化論がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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