内容説明
外国人とは結婚できない!?生理中の離婚宣言は無効!?思春期でも反抗期がない!?顔も合わせない歓待って!?―なんだって「マッシャアラー!(すごいね!)」なサウジアラビアに嫁いだ日本女性は、不思議の国で二男五女の子育て中。
目次
第1章 フシギの国に嫁ぐ(「外国人」とは結婚できない!?;結婚できない相手がいる!?;生理中の離婚宣言は無効;教義に「反して」望まれる男の子;反抗期のないサウジアラビア ほか)
第2章 砂漠の町に暮らす(義母との衝撃的な出会い;来客と顔も合わさない「歓待」;第二夫人登場;アラビア語かく学びけり;同性愛者はご法度の社会 ほか)
第3章 イスラムに生きる(イスラム教徒になるということ;割礼とピアス;アッラーに選んでもらう礼拝;少女が憧れるアッバーヤ;不当な利益を得る先生!? ほか)
著者等紹介
ファーティマ松本[ファーティママツモト]
1967年埼玉県生まれ。高校卒業後にアメリカに留学し、そこで出会ったサウジアラビア人留学生とあまたの困難を乗り越えて結婚。1994年からサウジアラビアに暮らし、7人の子供に恵まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
35
サウジアラビアでマッシャアラー!。ファーティマ松本先生の著書。もちろん国や地域によって文化や慣習は違うけれど、女性の人権、権利が虐げられている、女性差別社会、女性蹂躙社会と思わざるを得ません。ご本人が幸せならそれでいいのかもしれないけれど。郷にいては郷に従えの精神で謙虚には前向きに生活されている点は学ぶべきところかなと思います。2018/10/24
アイアイ
23
出産費用や帝王切開手術が0円以外は、サウジ社会は女性に不自由過ぎて憧れは湧かず(むしろ恐怖) 恋だけに走り何も知らず日本から嫁いだ著者、その後7人もの子宝に恵まれる中、夫は第二婦人を持つ。 ドロドロの私生活が気になるので、正直イスラム教の教えはそんなにいらなかった。 離婚宣言しても3か月は棲まなければならない、小学生から義務教育ではない、夫がいなければ出国出来ない。 イスラム教の教えはステキなのに、書かれてるように女性が大事にされていない矛盾感。▽図書館2015/11/10
ochatomo
12
アメリカ留学中に知り合い、6年かかって政府の許可を得たことや7人の子沢山等、イスラム教での暮らしあれこれが興味深い 2013刊 “マッシャアラー”は著者意訳で『アッラーの下さったものってスゴイ!』という会話での必須フレーズ 思い出したのが雅子さまが1994年初外訪でアラブ馬をもらってしまった話 cf.2chまとめ https://dosuko.fandom.com/ja/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A52020/04/01
♪
4
不思議の国、サウジアラビア。身近にアラブ人もムスリムもいないので、本やメディアで触れたことしか知らない、まったくの未知の世界。それが、なぜか近い場所に感じられるのは、著者のファーティマ松本さんの筆力によるものだろうか。結婚(家族)観や宗教観など、わかりやすく書かれてはいるが、生活感を感じないのが残念。どちらかと言えばもっと生活風景が知りたかったなぁ。それにしても、お子さんが7人とかビックリ!パパの経済力もすごいけど、ママのバイタリティもすごいよね。2013/05/27
るき
4
隔靴掻痒。濃い話を浅く書いてるせいか、一つ一つが物足りないです。宗教的な話なら最初からそう書いてほしいし、生活の話ならそこを重点的に書いてほしいし、書き手の立ち位置がぼんやりしてるので、視点がぼんやりしているのかなという本。題材は面白いのにもったいないな~。 2013/05/25