内容説明
林屋亀次郎の半生が映し出されたかのようなコレクション。墨蹟や一行物などをはじめとして、小間の茶室に取り合わすのに適したわびの茶道具を中心としながらも、信仰が厚く、関係のある地域を大切にし、自身の生い立ちや関係の深い土地の由来のあるものを取り入れており、その土地の好みもよく理解していたことがわかる。そして、普段は柔らかな物腰と表情をしていたといわれている林屋であったが、その心の内に秘めた強い想いや闘志といったことを表しているかのように、破格な造形美をもった桃山茶陶の花入や茶碗を取り揃えている。
目次
書画
花入
香合
水指
茶入
茶杓
釜
炭斗
灰器
茶碗
建水
火入
菓子鉢
盆
香炉
著者等紹介
降矢哲男[フリヤテツオ]
昭和52年(1977)、山梨県生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。大阪府文化財センター、茶道資料館を経て、現在は京都国立博物館工芸室長。専門は陶磁史、中世考古学、日本文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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