内容説明
1941年、欧州護衛戦から帰国した千葉貴子中尉は、帝国武功章を得たトンキン湾空戦を描く映画に、本人役での出演を要請される。その映画製作には、来るべき対米戦で主力となる予備士官を称揚する狙いが秘められていた。しかし一部の正規士官たちは、注目を集める貴子に対し、欧州の戦いで南郷大尉を見殺しにしたとなじり、反発する。そうした中、米国は日本と敵対する南部中国軍に高々度爆撃機B‐17の売却を決定、日本は本土攻撃の脅威に晒されることになる。そして新戦闘機開発へ協力する貴子たちの元に、帝都を目指す超空爆撃隊襲来の一報がもたらされた―。国際世論を味方にせんと奮闘する英雄たちの生き様を描く、あらたなる戦記小説。
著者等紹介
志真元[シマハジメ]
1969年、愛知県生まれ。TVアニメの制作進行を振り出しに、設定制作、制作プロデューサーを経験。世界名作劇場「ポルフィの長い旅」の脚本など、TVアニメ制作。TVアニメ脚本、ノベルス執筆という三重兼業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
13
★★★ 全体的にはおもしろかったけど、解説が多いのはイマイチ。ミリ系が多いのはいいとして、世界情勢や人物紹介をダラダラするのはちょっとね。女性どうしの人間関係もいろいろあるけど、尾藤中尉はちょっとかわいそうだったな。2024/05/17
YS-56
3
嫉妬怖い。おお、フランス海軍が強い…?そして、ようやく改のお目見えですか。あのMIAになった中尉はきっと再登場するんだろうなぁ。2011/09/03
池田羽衣
2
女の嫉妬は恐しですね(>_<)しかし、高々高度戦の難しさが良くわかりましたね。あと手榴弾の対処方法も…。2011/09/25
てつじん
0
重過ぎず、軽過ぎない進行。登場する人物について深く掘り下げてキャラクターを際立たせているのがとても良い。展開が単調ではあるが、貴子ちゃんが可愛いからいいよね。2011/12/15
レザムルーズ
0
日本は高々度戦闘が苦手でだったんですよね。WW2の敗因もそうでしたからね。でも物語としては何処に向かうんでしょうね・・・2011/10/27
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