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目次
冨嶽三十六景(三役;江戸近辺;武州 ほか)
富嶽百景(役の優婆塞富嶽草創;不二の山明き;辷り ほか)
動植物画他(芥子;芙蓉に雀;朝顔・蛙 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
suu
8
北斎目の前にして言える?系2017/04/24
とりもり
2
単純に北斎の絵を見るだけでも楽しめるが、北斎が描き込んだ間違いを一つ一つ挙げているのが面白い。北斎は写実的な画家ではなく、空想絵画の作家だったのだろう。圧倒的な描写力でそれを感じさせないけど。そんな絵解きは面白いが、いかんせん文章が稚拙すぎて読みにくい。同じ表現が何度も繰り返し登場したり、一つの絵の解説の中にも同じことが二度以上書かれていたりと、文章力は出版できるレベルにない。もう少し、編集者がきちんと校正すればもっといい本になったと思えるだけに残念。★★★☆☆2017/04/25
narinari
1
今、北斎の富嶽三十六景を模写しています。この本の作者は、新しい解釈を加えたと始めに書いていますが、間違い探しを目的とした上から目線の解説のようで、正直なところ絵を描く気分がどんどん削がれていきます。 富嶽三十六景が爆発的にヒットしたのは写真としての正確さではなく、意表をつく構図やテーマ、動きのある絵が人々を喜ばせたのに。今、この解説を北斎が知ったら、なんと反論するのかしら?2025/04/10
kaz
0
個々の絵の背景や構図、江戸時代の状況等について、著者なりの解釈、視点が加えられており、既に何度も見たことのある絵も新鮮な気持ちで楽しめる。確かに実際にはあり得ない絵のウソを北斎の力量でカバーしているというのは、あるかもしれない。説明がもう少しコンパクトでわかりやすければ、さらに良い。なお、富嶽百景の方は、観たことのない作品も多い。2017/05/13