癌と闘わない―私の選択 私の人生、私が選んではいけませんか?

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907175023
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

乳癌になって約13年、余命宣告もとっくに過ぎたが、それでも…元気。結婚もして、仕事と子育てを両立してきた。長い闘病生活を家族を一緒に闘わせたくない。自分の思いを曲げてまで、苦しい思いをしてまで、家族のために生きなければいけないのか?最期ぐらい自分を優先してはいけないのか?という著者の想い。癌ブログランキング1位。

目次

1章 私―吉野実香とは(私の幼少の頃;私の家族は、男子優先 ほか)
2章 繊維腫と診断されたこと(シコリの発見;これって本当に繊維腫? ほか)
3章 癌を治療しないという選択(決意―私はこのままでいい;2人への説得 ほか)
4章 癌と闘わない生活(診察日―2011年11月13日;薬―2011年11月16日 ほか)
5章 私の目標「笑って死にたい」(余命を過ぎて今思うこと;私の身内への連絡は不要です ほか)

著者等紹介

吉野実香[ヨシノミカ]
1964年生まれ、京都生まれ京都育ち、3人兄弟の次女として生まれる。美容師を経て24歳で結婚。25歳で長男を出産。30代後半の頃、右胸にシコリを見つける。その後、繊維腫と診断されるが、44歳の時に受けた検査で乳癌の告知。一度は手術をしようとしたが、癌と闘わずに放置することを決意。2011年「癌と闘わずに。。。」ブログをスタート。2013年2月にほんブログ村、癌・腫瘍ランキング1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miww

85
「癌と戦わない」という選択にとても共感して手に取った。以前、医師によるガン治療の実態について述べた本を数冊読んでから告知⇨治療という当たり前だと思っていた選択に疑問を感じ、治療による苦しみを伴いながら生きる意味をずっと考えている。生き方や考え方は様々でいろんな選択があるはず。「その時」には周りに流されず自分でゆっくり考えて判断したい。2017/01/23

きさらぎ

37
テレビ→ブログ→本の順番。なのである程度の状況とか人柄を知った上で読んだわけだけど、強い人だと思う。冷静だし辛い状況でも合理的な考えができる人だなぁと。ご家族も立派。自分もそうありたい、とは思うけど、実際その状況になったらなかなかそんな勇気は出ないと思う。2017/12/30

ねこまんま

33
3人に1人は癌で死ぬという現代、生命保険のCMなんかで「なんで俺が?」って言うセリフがずっと疑問だった。私も癌になったら著者と同じ選択をします。それは自分の寿命であるし、天命なのだから。人は必ず死ぬのに「癌と闘うって何?」ってずっと思ってた。もちろん、人によって事情も考えもそれぞれだから闘ってる人を否定するつもりなんぞありません。そして私は今、健康なので実際重篤な病に侵された時、同じ考えでいられるのかどうかは分かりません。今を楽しみ今を生きることの大切さを改めて教えてもらった気がします。2017/01/27

haruka

23
44歳で癌宣告されて無治療を選択した人。「人生50年なんだから。抗がん剤で苦しんだり再発に怯えて生きるより、抗わず無治療で」と決めたとのこと。すでに自分の年齢を余生だと捉えていたのなら納得だけど、一つ思うのはなぜそんなに極端な選択をしたがるのだろうと。白と黒の間のグレーを選んだっていいのに!抗がん剤はしないけど手術と放射線はしようとか、苦しくない抗がん剤を試してみようとか。息子に治療してほしいと泣かれたら、信念なんて捨てて何でもするなぁ…。手術しないせいで大出血を繰り返して息子を苦しめてるし、極端すぎる。2023/09/09

みかっちゅ

7
ブログサイトで、この方を知りました。彼女の生き方、生や死に対しての考え方に共感を覚え、本も読んでみたいと思いました。ブログと連動しているので読みやすかったです。最後の、家族のへのメッセージが切なくて泣いてしまいました。私自身、健康だという当たり前になってしまっていた事に日々感謝しながら過ごさなければと改めて反省させられました。2014/05/29

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