昭和天皇は戦争を選んだ！―裸の王様を賛美する育鵬社教科書を子どもたちに与えていいのか

増田 都子【著】

社会批評社（2015/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 270p／高さ 19cm
• 商品コード 9784907127145
• NDC分類 288.41
• Cコード C0036

目次

第１部　満州事変・日中戦争と天皇（満州事変と天皇；日中戦争と天皇）
第２部　太平洋戦争と天皇（開戦決定と天皇；開戦後の天皇；敗戦と天皇）
第３部　日本国憲法制定後の天皇（天皇と日本国憲法；日本国憲法下の天皇と沖縄・安保条約）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Satoshi]

隣国の国会議長が天皇陛下に謝れと言い、日本人の怒りを買った。みんなけしからんと言うが、昭和天皇と第二次世界大戦について、誰が総括したのか。あの国会議長にいかにその発言が常識外れである理由を説明したのか。昨今は昭和天皇は平和主義者であり、開戦に否定的だったという説が支配的だが、平和主義者な昭和天皇が何故２回も原爆を投下されるまで停戦できなかったのか。当時の帝国陸軍の暴走のみで説明できるのであろうか。本書での主張は極端であろうが、読む価値はあると思う。

2019/05/26