内容説明
聴診とは「医師の芸術」である!先端医療機器依存に陥る日本の医学・医療の危機的状況を糺す。
目次
第1章 患者の声を聴く聴診とは(診察室への迎え入れ;患者さんの声を聴く準備を表現する ほか)
第2章 先端医療機器依存に陥る日本の医学医療の危機的状況(先端医療機器導入による医学医療の変化と患者の被曝被害―日本で聴診など身体に触れる診療が軽んじられるようになった歴史;日本独特の臨床医療評価(欧米との医療行為への評価の違い) ほか)
第3章 医師の基本的臨床医学への取り組み姿勢の変化(臨床医学・医療の基本的取り組みについて;医師にしか見ることの出来ないはずの臨床像 ほか)
第4章 現代的臨床知験(女性恐怖・接触不安の男性と少子化)
著者等紹介
定塚甫[ジョウズカハジメ]
昭和40年富山県立高岡高校卒、昭和48年金沢大学医学部卒、昭和48年名古屋市立大学精神医学教室研修医、昭和50年浜松三方原病院精神科医長、昭和54年国立豊橋病院精神科医長・心療内科医員、愛知県立保育大学講師、昭和58年電電公社名古屋中央健康管理所神経科部長、平成3年心療センター矢作川病院副院長、平成6年定塚メンタルクリニック院長・JMCストレス医学研究所所長、平成14年カリフォルニア大学アーヴァイン校客員講師、平成15年ケンブリッジ大、St.Thomas:Biographer General(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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G.A
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患者として病院を訪れた時は、先ずは、それとなく,顔色や表情を視られているのではないかと感じたのは、過去の事。現代では、診察室に呼び込まれ、医師は、パソコン画面を視たままで話しかけ、検査の指示が出されるまで,一切、患者の方を視る事がない。これが現実のようですね。患者としては、一体何をしにここへ来たのであろうかと考え込むことも、少なからず有りますね。 そんなあなたに、現実的に是非必要な医師像を教えてくれたように思います。このような医師でしたら、身を預ける事が出来るでしょうね。しかし、これは、50年前から有った2015/06/23