内容説明
日本で初めて北京官話が教授された明治9年、それから数多くの中国語関係書が日本で出版された。本書は明治期の日本で出版された中国語会話書を調査資料に、能願動詞、兼語文、助詞“了”、程度表現、移動表現における日中対照研究を行ったものである。
目次
近代日本の中国語教育と中国語教育関連書籍
第1部(『清語会話案内』における能願動詞;『清語会話案内』における兼語文;『清語会話案内』における“了”)
第2部(明治期の中国語関係書における“会”)
第3部(近代中国語会話書における程度副詞の日中対照研究―明治後期を中心に;近代中国語関係書とその和訳書における程度表現)
第4部(近代中国語会話書における主体移動表現の日中対照研究;近代中国語会話書における客体移動表現の日中対照研究)
近代中国語会話書の日中対照研究と今後の展望
著者等紹介
金敬玲[キンケイレイ]
中国出身、中国朝鮮族。1991年生まれ。遼寧大学(中国)卒業後来日。東京学芸大学大学院教育学研究科国語教育専攻にて修士(教育学)学位取得。國學院大學大学院文学研究科文学専攻にて博士(文学)学位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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