内容説明
司書として、ロックでポジティブな人生を送るための、3つの「自由研究」。
目次
1 魔女っ子司書のふたこと日記―図書館ジャーナル編(ライブラリアンのたたずまい;“知を体現する”アドベンチャーワールドへようこそ!;営業さんの覚書 ほか)
2 魔女っ子司書の読書感想文―ブックレビュー編(時をはこぶ舟―『図書館愛書家の楽園』;心の伏流水―『「死者/生者」論』;セ・ラヴィな街角―『パリのすてきなおじさん』 ほか)
3 魔女っ子司書のフィールドノート―インタビュー編(新出さん(公共図書館)に「図書館、そして司書の使命とは?」を聞く
小陳左和子さん(大学図書館)に「大学図書館の歩き方」を聞く
早坂信子さん(公共図書館・大学講師)に「図書館、司書の存在意義とは?」を聞く ほか)
著者等紹介
八巻千穂[ヤマキチホ]
1975年福島県生まれ。東北福祉大学卒業。現在、同図書館勤務。『東北福祉大学図書館所蔵和漢書目録』編纂担当。図書館俳句部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sazen
4
★★★自由研究というだけあって、全体的に論文のような堅い内容。全部をわかろうとせず、好きなところから読み進めた。坊主のフェス「Bフェス」は面白そう。宗教のことは全くわからないけど、見てみたい。そして、CiNiiの立ち上げに関わった方へのインタビューは、興味深かった。ちょうど私達の学生時代はオンラインでの文献検索の初動期だったのを思い出した。確か、文献を漁るごとにお金がかかっていたような。図書館を増やす運動家の方の話も時代を感じさせるのが良い。昔のお母さんたちは、絵本の力をすごく信じていたんだね。2021/01/06
decomo
4
参考になることもあり、専門的過ぎる話もあり。大学図書館って、公共図書館とも小中高の学校図書館とも違いますよね。 紹介されている本が興味深かったです。2020/09/30
きよきよ
2
大学図書館に勤務する著者が、公共図書館のことやら、図書館業務に携わる(携わってた)人にインタビューしたことやら、 いろいろ盛りだくさんの1冊でした。2021/01/16
Aina
1
著者は、東北福祉大学図書館で勤務されている図書館司書。第2作となる本作品が初読み。三部から構成されており、第一部は、ライブラリアンとしてのたたずまいや現役司書たちの実態など著者のエッセイ。第二部は、著者のおすすめ本。9類以外の本がたくさん紹介され、少し「知を体現する」ということを体験できた。第三部は、図書館の発展に貢献した4人の方のインタビュー。知の探究心、未知との遭遇など図書館のもつ魅力がたくさん描かれている。そして、司書は図書館に住む魔女という可愛らしい発想。魔女っ子の端くれとして日々精進します。2020/12/06
ハッピーフィールド
1
司書のこと、図書館のことをもっと知って!という思いがあふれている。普段感じていることを、飾らないで表現しているところがいい。2020/08/28