目次
プロローグ
1 音楽へのこころざし
2 来日後の足跡
3 歌詞に込められた物語
4 ヴィタリの笑顔
論考 日本の近現代史と音楽文化―日本の西洋音楽の歩み
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
74
日本が大好きで東京にお住まいの声楽家・ヴィタリさんの日本愛に溢れた本。パリとニューヨーク、そしてドイツも合わなかったが、日本は自分のメンタリティーにぴったりだったと仰る。分かります!日本人の慎ましさ、サービス精神など世界に誇れるものが沢山ある。荒城の月、そんな意味があったとは。改めて日本の歌を見直したいと思った。ヴィタリさんを知ったのは、ロシア料理の本から。お料理も大好きだそうで、本当に素晴らしい方。2022/03/07
たまきら
32
「料理上手な日本の歌を歌うロシアの人がいる」と読み友さんから教えてもらい、興味を持って。甘いイケメンさんだなあ…と思いつつ読んでいたら、「バリトンです」とあってびっくり。早速動画検索したら、ホントだ!祖国を離れているのに妙に「あ、ここだ」感を覚える場所を見つける…うんうん、わかります。自分の場合は国というよりはコミュニティですけど、そういう場所が見つかるのってすごい不思議な奇跡。苦労もあるだろうけれど、この人が美しい声とことばでこれからも日本で活躍できますように。2022/03/25