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内容説明
『超獣機神ダンクーガ』『ドリームハンター麗夢』『サイコアーマーゴーバリアン』『横山光輝三国志』など、約1000作のアニメ作品に関わってきたからこそ語ることができる日本アニメ界のリアル!!
目次
テレビアニメーションの世界へ
タツノコプロからアートフレッシュへ
青春の虫プロ第5スタジオ
一国一城の城主
合作と名作シリーズ、そしてコンピューター
やってやるぜ!初監督からオリジナルビデオアニメの時代へ
引っ越し、結婚、そしてバブル崩壊
アニメの仕事がない
第2期吉祥寺時代
教育の世界へ
吉祥寺時代の終焉 アニメ村は大騒ぎ!
また会おう
麗夢、再び
著者等紹介
奥田誠治[オクダセイジ]
1943年4月26日生まれ。『鉄人28号』にてアニメ業界へ入り、TCJ、タツノコプロ、アートフレッシュを経て、現在はフリーで活躍。最近では海外との合作作品を中心に、アニメシーンの最前線で絵コンテを描き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
4
詳しくは知らないけど、あちこちで名前を見る、こういう人が日本のアニメの背骨なんだと思います。奥田さんはそんな一人で、そんな人がこういう自伝を書いてくれた、機会があったということが何よりも貴重なことです。虫プロから今まで最前線でアニメにかかわって来られた著者の視点は、大物におさまった人たちとは違い、出て来る人物やスタジオ、作品の性格、紹介されるエピソードや評価もも大きく異なっているように感じました。もうそれだけで垂涎の資料です。奥田さんのような方はまだいるはずです。もっとこういう本が出ればと思います。2020/03/01
nayui
2
アニメの黎明期から数々のプロダクション・制作現場を渡り歩いてきた奥田さんの証言記録。アニメ界の巨匠・大御所達の若かりし頃の逸話は貴重。『超獣機神ダンクーガ』のエピソードの数々。打ち切りの真相は「米国の超合金ブームによる輸出で年末に売るものがなくなりOAする意味が無くなったから」これで納得…。劇場版の降板理由・幻に消えた構成、監修のみとなったOVA…もっと触れて欲しかったが2/15の羽原信義さんゲスト出演のトークショーで語られるのだろうか?本書やここで語られた事がWikipediaに更新されていくのだろう。2020/02/09
南
1
アニメ史のような本はたくさんありますが、生き字引のような奥田さん目線のアニメスタッフ人間模様は貴重な資料だと思います。奥田さんもだいぶクセの強い人と感じたので偏りも激しそうですが…アニメあまり関係ないホラー小咄が挟まってくるのが面白かった。加戸監督が霊感強いとかw2020/02/05
Y.C.STUPID
1
いやーこれは貴重な資料ですよ!!!あらゆる巨匠と職人としての距離を保った目線で交流している類まれな方です。敢えてアニメ絡みではない妙な感想を残すとすればコンラート・ローレンツ読んでんだなあ、やっぱりこの年代の方々は教養が違うなあ、みたいな。2020/01/30
ハナさん*
0
2020年1月24日初版。著者については、『ダンクーガ』の監督という印象しかなかったので、「どこがレジェンド?」と思って読み始めたのだが。経歴を知って納得。日本のテレビアニメ最初期から、数多くのアニメ制作に関わってきた方の、実際の体験や見聞に基づく、リアルなアニメ史であった。著者は、富野監督同様、カルピス劇場(当時)の絵コンテも多く手がけており、文字通りの「コンテ千本切り」をしている(この言葉で知られる富野監督は、実際には600本弱しか切っていない)ようだ(本書の刊行時点。後に1000本を達成した模様)。2023/07/23