内容説明
イタリア「ボローニャ国際絵本原画展」入選、ドイツ「トロイスドルフ絵本賞・ルークス賞」受賞など、国際舞台で活躍中の実力派作家が贈る美しい色づかいのファンタジー絵本。
著者等紹介
山田和明[ヤマダカズアキ]
京都市生まれ。絵本作家・イラストレーター。国内外で絵本を出版。絵本『My Red Balloon』(minedition社)は7ヶ国で出版され、ドイツにおいてルークス賞・トロイスドルフ絵本賞を受賞。2010年、2011年と連続でイタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
36
絵が好み&音楽について描いて(書いて)いるので♪可愛らしいクマさんとウサギさんが、それぞれギターとピアノを通して出会う物語。素敵よね〜☆やっぱり、音楽って素晴らしい!@2018イタリア・ボローニャ国際絵本原画展2018/09/22
たまきら
32
ピアノを始めたオタマさん、表紙借り。月曜日の最初のレッスンの後、復習と予習に余念のない彼女。最初から両手を使って短い曲を弾くテキストのシステムは彼女には非常に効果的で、オカンも教えてもらいました。剣道のせいで右手首がボロボロのオカン。ピアノから優雅に指をはなすポーズがどうしてもマスター出来ず、すっかりレッスンのお笑い担当となっております。2019/04/04
陽子
25
湖のほとりに住んでるうさぎのカノンはピアノを。丘の上の小さな家に住んでいる、くまのタクトはギターを毎日奏でている。それぞれ、調子外れの音色だけがお互いに届いているだけ。顔も合わせたことのないふたり。ところが冬になり、パタリとギターの音色が止んでしまう。春になり、ふたりの奏でた音が再びひとつになり、音色が湖と丘を渡す大きな橋になる。音楽は心を結ぶ架け橋。作者は音楽の素晴らしさを心で知っている人に違いない。虹のような音色の橋の絵はとても夢がある。読むと温かい気持ちになれます。2020/05/29